体に弊害をもたらす活性酸素を除去する「抗酸化作用」が特徴の「ポリフェノール」。もう、説明を聞いただけでも体によさそう♪ でも何千種類もあるというし、どれがポリフェノールで、どれがポリフェノールでないの? 有名どころとしては、どんなポリフェノールがあるの? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「ポリフェノール」です。
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【問題】
「ポリフェノール」に関わるものは、次のうちどれ?
□砂糖の甘味
□酢の酸味
□漬けものの塩味
□お茶の渋味
答えは……
「お茶の渋み」です
「ポリフェノール」とは、光合成によって作られる植物の色素や苦味成分を言います。たくさんの種類があって、何千種類もあるとされています。全般的に、体に弊害を起こす活性酸素を除去する「抗酸化作用」があるのが特徴です。
「フラボノイド」は「ポリフェノール」の一種です。次の中でフラボノイドと関わりがないものはどれだと思う?
□ぶどう
□玉ねぎ
□カレー粉
□大豆
「カレー粉」です
「フラボノイド」は、「ポリフェノール」に属する水溶性の植物色素のことを言い、抗酸化作用や毛細血管を強化する働きなどが知られています。「フラボノイド」の分類としては、フラボノール類(玉ねぎのケルセチンなど)、イソフラボン(大豆などのダイゼインなど)、カテキン類(緑茶のカテキンなど)に大きく分けられます。カレー粉には、「クルクミン」というポリフェノールが多く含まれています。
目によいとされている「ポリフェノール」は、次のうちどれ?
□イソフラボン
□アントシアニン
□カテキン
□ケルセチン
「アントシアニン」です
ブルーベリーは目によいという話を聞いたことがあるでしょう。「アントシア二ン」とは、ぶどうやブルーベリー、赤じそなどに含まれる青紫色の色素で、目の機能を向上させる働きがあります。そのほか肝臓の機能改善に働く効果や、血圧の上昇を抑制する働きなども期待できるとされていますので、少し気になっている人は、積極的に青紫色を含む食材をとることを意識してみてはいかがでしょうか。
「ポリフェノール」でないものは、次のうちどれ?
□コーヒーの苦み
□ごぼうのアク
□しょうがの辛み
□カラメルソースの苦み
「カラメルソースの苦み」です
「ポリフェノール」は食材の渋みや苦味と関係が深いものですが、砂糖をこがして作る「カラメルソース」は、「ポリフェノール」ではありません。カラメルは、砂糖に少量の水を加えて茶褐色になるまでこがして香ばしい香りをつけ、プリンなどに使用されます。この香ばしい苦みは砂糖の構造が変化して出たものなので、「ポリフェノール」とは別になります。
「ポリフェノール」を摂取するのに効果的な頻度は、次のうちどれだと思う?
□毎日
□2日に1回
□3~4日に1回
□1週間に1回
「毎日」です
たくさんの種類がある「ポリフェノール」は、効用も種類によってさまざまですが、体内で作用するのは早くて摂取から約30分後、効果が発揮されるのは約2~3時間と言われています。多量に摂取しても体内に蓄えることができないので、少しずつでも毎日摂取することが大切とされています。