Contents 目次
A 1日1回
バッドチョイス!
あきらかに食べすぎです。ダイエット中は「揚げものは特別」という意識をもちましょう。
B 週に3回
バッドチョイス!
ダイエット中としては多いでしょう。少なくとも週に1回レベルで抑えるようにしましょう。
C 週に1回
ナイスチョイス!
揚げもの好きな人が目指すレベルは、まずはここ。
D 2週間に1回
ベストチョイス!
理想的なのは2週間に1回程度。おいしいお店に出かけたり、自宅で揚げたてをいただくなど、記憶に残る食事を心がけましょう。満足度もアップします。
【揚げものを食べてもよい頻度は?】
食生活は人によって違います。ですから、揚げものにかかわらず、一概に「これくらいのペースで食べてもいいよ」とは言い切れません。じつは正解はないんです。ただ、ダイエットを行ううえでの目安は知りたいですよね。
私のサロンでは、「スムーズにやせるには、揚げものを食べる頻度は多くて週に1度。2週間に1度くらいが理想」と指導しています。そして、食べるときは、冷凍食品やお惣菜ではなく、おいしいお店で外食するか、自宅で揚げたてのものを食べることをおすすめしています。なぜなら、揚げもので太る人の多くは、揚げものを食べたことを忘れているからです。コンビニのレジ横で唐揚げを買って食べたことは覚えていなくても、「久しぶりにおいしいとんかつを食べよう」と、お店を選んで味わったとんかつの味は覚えていると思います。2週間に一度、ご褒美で味わう揚げものは、記憶に残るような食べ方で。これがダイエットを成功させるポイントです。
ちなみに2019年公表の食事データの「揚げものを食べる頻度」によると、揚げものを食べる頻度は、週に2、3回という人が3割、週1回以上が3割。つまり、全体の7割弱の人が週1回以上揚げものを食べています。男女別でみると、男性は7割、女性は6割弱が週1回以上揚げものを食べています。このデータを見て、「週1回以上も食べていないのにやせないよ?!」と思った人は、小腹が空いたと言ってはコンビニでから揚げを買ったり、おかずのチョイ足しにと、お総菜屋さんでコロッケを購入したりなど、無自覚のまま食べているかもしれません。
大切なのは、自分がどのくらいの頻度で揚げものを食べているかをチェックし、自覚すること。そして、ダイエットでは「揚げものは特別」ということを認識することです。揚げものをほかのおかずと同じ感覚で食べている人は、いくら運動してもやせられません。
取材・文/野上 郁子 イラスト/たなか のりこ