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ピーマン、かぼちゃ、ミニトマト、ほうれん草のうち、100g食べれば成人の半日分以上のビタミンCがとれる野菜はどれ?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
風邪を引きにくくする効果や、紫外線から肌を守る効果など、うれしい働きをたくさんしてくれるビタミンC。毎日の食卓から効率よくとりたいですよね。さて、成人に必要なビタミンCは、1日100mgとされていますが、豊富に含まれている野菜は何? ビタミンCをとるのに効果的な調理法は? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「ビタミンC」です。
Contents 目次
【問題】
ビタミンCの1日の摂取基準は、成人で100mgとされています。次のうち、100g食べれば半日分以上のビタミンCがとれる野菜はどれだと思う?
□ピーマン
□かぼちゃ
□ミニトマト
□ほうれん草
答えは………
「ピーマン」です
野菜は全般的に、ビタミンCが豊富に含まれています。上記の野菜100g中に含まれるビタミンCは、「ピーマン」76mg、「かぼちゃ」43mg、「ミニトマト」32mg、「ほうれん草」35mg。赤や黄色のパプリカなどには、ピーマンよりも多くのビタミンCが含まれています。また季節ものではありますが、菜の花(100g中130mg)や芽キャベツ(100g中160 mg)などにも非常に多く含まれています。ビタミンCはゆでたり炒めたりすることで損失もありますが、加熱すれば食べられる野菜の量も増えます。生野菜だけでなく、野菜をたくさん食べられる調理方法も用いて、毎日、意識的にビタミンをとるようにしたいものです。
ビタミンは、大きく「水溶性」と「脂溶性」に分けられます。「ビタミンC」と違う仲間は、次のうちどれだと思う?
□ビタミンA
□ビタミンB1
□ビタミンB6
□葉酸
「ビタミンA」です
ビタミンの仲間は13種類あります。そのうち、ビタミンA・D・E・Kが「脂溶性ビタミン」、そのほか、ビタミンB1・B2・B6・B12・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビオチン・C の9種類が「水溶性ビタミン」です。それぞれ異なった特徴や働きがあり、どれも体にとって大事な役割を果たしています。
ビタミンCが欠乏することで引き起こされる病気は、次のうちどれ?
□夜盲症
□くる病
□脚気(かっけ)
□壊血病
「壊血病」です
ビタミンCが欠乏すると、疲労感を生じ、悪化すると毛細血管がもろくなり、歯ぐきや皮下から出血するといった「壊血病」の症状が起こりやすくなります。また、子どもの場合は、骨の発育不良などがみられることもあります。食事からとるビタミンCは、とり過ぎた場合でも体から排泄されるので、過剰症の心配はないと言われています。積極的にとるようにしましょう。
ビタミンCの性質として間違っているものは、次のうちどれ?
□水に溶けやすい
□熱に弱い
□酸によって破壊される
□空気にふれると効率よく摂取できる
「空気にふれると効率よく摂取できる」です
ビタミンCは、水に溶けやすく、熱に弱い性質があり、空気にふれると酸化して効力を失いやすくなります。また、アルカリや酸によって破壊されやすいという性質もあります。したがって、ビタミンCのことを考えると、加熱調理より生で食べるほうがよく、調理する際は、汁ものや煮ものなど、汁ごといただける調理法を選ぶのがオススメです。
ビタミンCを効率よくとるのにふさわしい料理は、次のうちどれ?
□ブロッコリーのトマト煮
□菜の花の天ぷら
□じゃがいものスープ
□パプリカのきんぴら
「じゃがいものスープ」です
先ほども見たように、ビタミンCは水に溶けやすく、熱に弱いという性質があります。上記の野菜はビタミンCを多く含む食材ばかりですが、ビタミンCを効率よくとることを考えた場合は、加熱時間が長い煮込み料理や、酸化しやすい揚げもの、しっかり火を通す炒めものよりも、スープに溶け込んだビタミンCをそのままいただける汁ものなどがオススメです。また、いも類は、デンプン質を含んでおり、このデンプンがビタミンCを保護してくれるので、ビタミンCの損失が少ない食材といえます。