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もも肉、ロース肉、バラ肉、ヒレ肉。豚肉の中でいちばんビタミンB1が含まれているのはどの部位?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
煮たり、焼いたり、蒸したりと、さまざまな料理に活躍する豚肉。豚肉にはビタミンB1が多く含まれているのですが、もっとも多く含まれている部位はどこ? 豚肉をやわらかく調理するためのコツは? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回は「豚肉」にフォーカスします!
Contents 目次
【問題】
豚肉はビタミンB1が多い食材ですが、いちばん多く含まれている部位は、次のうちどれ? (100g中)
□もも肉
□ロース肉
□バラ肉
□ヒレ肉
答えは………
「ヒレ肉」です。
ビタミンB1を多く含む食材のリストの中には、必ず「豚肉」が登場します。「豚肉」とひと言で言っても、部位によって、その含有量は変わってきます。上記の部位100g中に含まれるビタミンB1の量は、「もも肉」0.90mg、「ロース肉」0.69mg、「バラ肉」0.51mg、「ヒレ肉」1.32mg。ビタミンB1は、脂身の多い部位よりも、赤身肉に多く含まれていますので、この中ではヒレ肉に最も多く含まれています。豚肉以外には、玄米や大豆などにも、ビタミンB1が多く含まれています。
ビタミンB1の大きな効用として、当てはまる効果は、次のうちどれ?
□血液サラサラ効果
□骨を丈夫にする効果
□筋肉疲労を防ぐ効果
□老化防止効果
「筋肉疲労を防ぐ効果」です
消化と精神のビタミンと言われる「ビタミンB1」は日本人には不足しがちな栄養素です。体の中で糖質が分解されエネルギーに変わるとき、酵素が働きます。この酵素には「補酵素」が必要で、ビタミンB1が「補酵素」の役目をします。ビタミンB1が不足すると糖質が分解できず、乳酸などの疲労物質が貯まって、疲れやすい状態になります。日々の疲労をきちんと回復するためには、毎日、十分にビタミンB1を補足することが大切ですから、意識してとるようにしましょう。
豚肉をやわらかくするためには、調理のポイントがあります。次の中で、そのポイントをまったく使っていないものはどれだと思う?
□スライスしたにんにくといっしょに炒めた「ポークソテー」
□パイナップルを加えた「酢豚」
□おろししょうがに肉を漬けこんでから焼く「しょうが焼き」
□きのこ類をたっぷり使った「きのこと豚肉の炒め物」
「スライスしたにんにくといっしょに炒めた「ポークソテー」」です
豚肉と一緒に使うことで、肉質をやわらかくする相性の食材があります。これはその食材のもつ酵素が、豚肉のたんぱく質を分解するからです。たとえばパイナップル。酢豚にパイナップルを加えると、味がよくなる以外に肉質がやわらかくなります。キウイやなし、しょうがにも同様の効果がありますので、キウイやなしなどをすりおろして豚肉にマリネしたり、おろししょうがに肉を漬けこんでから加熱するのもよいでしょう。きのこ類の酵素も豚肉をやわらかくします。なかでもまいたけは強い酵素を持っています。こまかく刻んで豚肉の下味などに使用すると、一緒に炒めるだけよりも、より効果が期待できます。
「豚しゃぶ」を作るときの注意点として正しいポイントは、次のうちどれ?
□沸騰した湯で1枚ずつゆでる
□ゆでたあと、すぐに氷水に放つ
□水からゆでて、色が変わったらとり出す
□沸騰した湯の温度を70~80度ほどに下げてゆでる
「沸騰した湯の温度を70~80度ほどに下げてゆでる」です
豚しゃぶを作るときに、沸騰した湯で、薄切り肉を数枚まとめてゆでている人もいるかと思います。温度が高いと、肉の水分やうま味が抜けてしまい、肉質もかたくなってしまうので、70~80度の湯に1枚ずつ入れて、豚肉の色が変わる程度にゆでるとよいです。また、氷水などに放すと、肉がかたくしまってしまいますので、あまりオススメできません。
国内に流通している豚肉のうち、「三元豚(さんげんとん)」が占める割合は、どのくらいだと思う?
□約75%
□約50%
□約30%
□約5%
「約75%」です
「三元豚(さんげんとん)」という豚肉の名前を聞いたことがある人も多いと思います。これは、3種類の豚の品種をかけ合わせて、それぞれの系統がもつよい点を生かし、効率よく生産している豚肉のこと。「三元雑種豚」「三元交配豚」とも呼ばれています。国内で流通している豚肉の75%以上が三元豚 と言われていますので、皆さんもふだん、よく食べていると思います。