Contents 目次
A 生理直前
ナイスチョイス!
体調がイマイチな時期。計画を立てるのによいタイミングです
生理前は皆さんも実感されるように体調があまりよくない時期。こういうときこそ、無理なく継続できるダイエット計画を立てることができます。
この時期のダイエット面でのポイントは、むくみ対策。体が水分をため込み、むくみやすくなる時期なので、1kg程度の体重の増量は気にしないようにしましょう。きのこ類などをたっぷりとり、塩分を控えめにします。
B 生理中
ベストチョイス!
体調が最悪なとき。計画を立てるのにベストなタイミングです
生理中は最も体調が悪いとき。生理直前同様、体調が悪いときに無理のない計画を立てると長続きします。
ダイエット的には、体重が最も落ちにくい期間。そのため、体重を落とそうと、食事制限や激しい運動をしがちですが、頑張りすぎると、逆にストレスによるドカ食いにつながりやすくなります。生理中は体重維持でOKと考えて、あせらないこと。生理で失われる水分、鉄分、たんぱく質を意識して摂取するようにしましょう。また、睡眠をしっかりとることも大切です。
C 生理後からの7日間(排卵まで)
バッドチョイス!
体調がベストなこの時期は計画を立てるのには不向き。ダイエットを始めるのによいときです
体調が絶好調のときなので、この時期に計画を立てると長続きしません。この時期より前に計画を立てておき、代謝がアップして最もやせやすいこの時期にダイエットを始めるとよいでしょう。運動量を増やし、糖質を削れるようであれば、削りましょう。特に、ポテトサラダのような、一見、糖質と思わないような、隠れ糖質をとらないように心がけましょう。結果につながります!
D生理1週間後からの7日間
バッドチョイス!
計画を立てるのには不向き。継続させる時期です
体調が悪いわけではないけれど、やる気がすごく出るわけではない。この時期は計画を立てるというより、今やっているダイエットを継続させるとき。
ポイントは、絶好調期より少なめでもよいので、ウォーキングや筋トレなどの運動を続けること。また、食欲が少し出てくる時期なので、できるだけかむものを増やすなど、お腹を空きにくくする工夫が必要です。食材を大きく切ったり、しょうがやにんじんなどの野菜を皮つきのまま調理したりすると、自然とかむ回数が増えます。
【ダイエット計画を立てる時期のポイント】
ダイエットの計画を立てるのは、生理直前か生理中のような体調が悪いときがよいでしょう。女性の場合、生理周期の影響で1か月の4分の3が体調がよいとはいえないので、体調が悪いときに組んだほうが無理なく続きます。体調がよいタイミングで計画を立ててしまうと、続かず失敗するケースが多いのです。体調が悪いときに計画を立て、実行し始めるのは、代謝がよくなる生理直後がよいでしょう。
取材・文/野上 郁子 イラスト/たなか のりこ