秋になると、さつまいもやかぼちゃなど、ほくほくしたおいしい野菜がとれますね! ところで甘くておいしいさつまいも、じつはビタミンCをたっぷり含む優秀食材。さて、ほかの野菜で換算したら…? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「秋の野菜」です。
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【問題】
100gのさつまいもと同じくらいのビタミンCを含んでいる野菜は、次のうちどれ?
□キャベツ60g
□きゅうり100g
□大根30g
□トマト100g
正解は…………?
「キャベツ60g」です
さつまいもは、ビタミンCを多く含んでいて、野菜に負けないほどの栄養価があります。さつまいも100g(約2/1本)に含まれるビタミンCは25mg。これに対して上記の野菜に含まれるビタミンCの量は、キャベツ60gが25mg、きゅうり100gが14mg、大根30gが16mg、トマト100gが15mg。キャベツなどもビタミンCを多く含む野菜ですが、さつまいも半本でキャベツを60g(約2枚)食べるのと同じくらいのビタミンCがとれることになります。いろいろな食材がおいしくなる秋ですので、いも類や野菜などをじょうずに組み合わせて食事を楽しみたいですね。
秋になると食べたくなる「焼きいも」。さつまいもの甘味を増す温度は、何度ぐらいだと思う?
□20~25度
□40~45度
□65~70度
□95~100度
「65~70度」です
さつまいもにはデンプンが多く含まれています。このデンプンを、時間をかけて加熱することで、甘くておいしい「焼きいも」を作ることができます。さつまいもにはまた、デンプンを糖に変える酵素(=アミラーゼ)も含まれています。この酵素が働く温度は65~70度。さつまいもがこのくらいの温度で加熱されると、アミラーゼがデンプンを分解して、糖に変化させます(糖化)。こうしてさつまいもの甘みが増すのです。石焼きいもが甘みたっぷりでおいしいのは、65~70度くらいの温度でさつまいもをじっくり焼くことで、アミラーゼが最大限に働き、さつまいもから甘みを引き出すからです。
スーパーなどでも購入しやすい、ふだん食べている「かぼちゃ」の種類は次のうちどれ?
□西洋かぼちゃ
□日本かぼちゃ
□ペポかぼちゃ
「西洋かぼちゃ」です
一般的に多く出回っている品種は、「西洋かぼちゃ」が多いです。「西洋かぼちゃ」の仲間には、「えびすかぼちゃ」や「コリンキー」など、「日本かぼちゃ」の仲間には、「黒皮かぼちゃ」や「バターナッツかぼちゃ」など、「ペポかぼちゃ」の仲間には、「ズッキーニ」などがあります。それぞれ、水分量や栄養価などが違ってきます。
かぼちゃには血行促進や老化防止予防に効果のある栄養素が含まれています。その栄養素と効果の組み合わせとして適切なものは、次のうちどれ?
□血行促進―ビタミンB1、老化防止―カルシウム
□血行促進―ビタミンA、老化防止―ビタミンE
□血行促進―たんぱく質、老化防止―食物繊維
□血行促進―鉄分、老化防止―ビタミンC
「血行促進―ビタミンA、老化防止―ビタミンE」です
かぼちゃはビタミンやミネラルが豊富に、しかもバランスよく含まれている、とても優秀な緑黄色野菜です。なかでもビタミンAには皮膚や粘膜の抵抗力を高め、細菌やウイルスの侵入を防ぐ働きがあり、風邪予防などにも役立ちます。またビタミンEには、老化を防ぎ、血行をよくしてホルモンの分泌を活発にする作用などがあると言われています。
秋においしくなる、きのこ類。調理の下処理として正しいものは、次のうちどれ?
□しっかりと水洗いして、キッチンペーパーなどで水気をふきとる
□熱湯で10秒ほどさっと下ゆでし、殺菌をしてから容器に入れて保存する
□塩を軽くまぶし洗ってから水気をきって保存する
□洗わずに、ぬれた布巾やペーパーなどで土などの汚れをふきとる
「洗わずに、ぬれた布巾やペーパーなどで土などの汚れをふきとる」です
基本的には、どのきのこ類も水で洗わないほうがよいです。水で洗うと、香りやうまみが抜けてしまい、また、水にふれることで傷みも早くなってしまいます。ですから、少しぬらした布巾やキッチンペーパーなどで汚れをふきとる程度にしましょう。汚れや土があまりに気になる場合は、表面を流水でサッと洗ってから、ペーパーなどでしっかり水気をふきとります。保存は、保存袋などに入れて冷凍することも可能です。