春にみそを仕込んだ人は、そろそろおいしいみそができ上がる頃ではないでしょうか。おみそや漬けもの、ジャムなど、自家製の食べものはおいしさも格別?! “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回は「手作り食品」がメインテーマです!
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【問題】
「米みそ」を手作りする場合、基本の材料は、次のうちどれ?
□大豆+米こうじ+塩
□米+米こうじ+塩
□もち米+麦こうじ+塩
□うるち米+塩こうじ+甘酒
答えは………
「大豆+米こうじ+塩」です
みその中でも最もポピュラーなのが「米みそ」です。ゆでてやわらかくした大豆をつぶしたり、ペースト状にして、米こうじと塩を混ぜ合わせ、寝かせます。寝かせることで、こうじ菌が大豆のたんぱく質を分解してアミノ酸を作り、さらに乳酸発酵が始まり、独特の風味のあるみそができ上がります。
「ぬか漬け」を手作りしたい場合、ぬか床を作る時期に適しているのは、いつ頃だと思う?
□年明け1月初旬
□夏、まっ盛り7~8月
□1年で最も寒い2月
□夏、目前の6月頃
「夏、目前の6月頃」です
「ぬか床」を作って発酵させるには20~25℃ぐらいが適しているので、春過ぎから夏前ぐらいから作り始めるのがおすすめです。寒い時期にスタートすると、発酵するのに時間がかかってしまいますし、猛暑の時期は、発酵が進み過ぎてしまいます。ぬか床ができ上がったら、一年中、自宅で漬ける「ぬか漬け」が楽しめます。四季折々の野菜を味わうことができるので、ぜひ手作りの漬けものに挑戦してもらいたいです。
少し甘めの大根の漬けもの「べったら漬け」。これは大根を何に漬けたものだと思う?
□おから
□こうじ
□米粉
□炊いたもち米
「こうじ」です
スーパーなどでも手に入りやすい「べったら漬け」は、東京名物の漬けものです。塩漬けした大根を、乾燥こうじに温かい湯を加えて発酵させた、いわゆる甘酒の状態のものに漬け込んだもので、漬けものと言ってもしょっぱさや酸っぱさなどはない、こうじごと味わえる優しい甘みが特徴です。
「いちごジャム」を手作りする場合、いちばんオススメな方法は、次のうちどれ?
□鍋に、いちごと砂糖を入れて、すぐに火にかけて煮る。
□鍋に、いちごと砂糖と、いちごの半量の水を入れて、すぐに火にかけて煮る。
□鍋に、いちごと砂糖を入れて、しばらく置いてから火にかけて煮る。
□鍋に、いちごと水を入れて火にかけ、沸騰したら砂糖を加えて煮る。
「鍋に、いちごと砂糖を入れて、しばらく置いてから火にかけて煮る。」です
いちごジャムを作るときは、いちごに砂糖をまぶし、いちごから水分が出てくるまで、火にかけずに、じっくりと置いておくことで、おいしいジャムに仕上がります。砂糖を加えると、浸透圧の関係で、いちごからうまみを含んだ水分が出てきます。その水分だけで煮ると、いちごの味の濃いジャムに仕上がります。砂糖の量が少ない場合は、その分、水分の出方も少ないので、その場合は、水分を少量 加えて煮る必要があります。いちご以外のフルーツも同じように作ります。
パスタやマカロニの原料には、「デュラムセモリナ粉」を使用します。この粉の説明としてふさわしいのは、次のうちどれ?
□粒子の細かい強力粉
□卵を加えた小麦粉
□コシが強い中力粉
□粗びきした小麦粉
「粗びきした小麦粉」です
「デュラム」というのは小麦の種類で、「セモリナ」は、粗びきした胚乳のことを言います。つまり、デュラム小麦の胚乳を粗びきしたものが、「デュラムセモリナ粉」です。デュラム小麦は特にたんぱく質を多く含む黄色い小麦で、これを製粉した小麦粉は、水分を加えてこねると、とても強いコシが出るため、パスタやマカロニの原料として使われます。手打ちの生パスタを作る場合、一般的に売られている強力粉に卵を加えて、黄色くもっちりとさせたものもあります。