新米のおいしい時期になりました。日本にはいろいろなお米のブランドがあるので、食べ比べてみるのも楽しそう♪ さて、そんな新米をおいしく炊くには、どんなことに注意したらいいと思いますか? また、店頭などでもよく見る「無洗米」って、どんなお米? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「お米」です。
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【問題】
新米を炊くときに注意したほうがよいのは、次のうちどれ?
□通常よりも研がずに炊くほうがよい
□通常よりもしっかりと研いで炊くほうがよい
□通常よりも水の分量を少なめにしたほうがよい
□通常よりも水の分量を多めにしたほうがよい
正解は……
「通常よりも水の分量を少なめにしたほうがよい」です。
JAS法に基づくと、“新米”とは、収穫した年の12月31日までに、精白や袋詰めをしたお米のこと。この時期に購入したお米をいつも通りの水加減で炊いたら、べちゃっとした感じになってしまった、という経験はありませんか? 新米はほかの時期に出回っているお米に比べて水分が多めです。したがって、通常よりもやや少なめの水加減にすることが、おいしく炊くコツです。また、どんな時期のお米でも、研ぐときには力まかせではなく、やさしくなでるようにすると、お米が割れるのを防ぐことができます。保存する場合は、水分の多い新米は特に、低温で湿度の低い場所を選ぶようにしましょう。
「コシヒカリ」と「初星」をかけ合わせた品種で、味と香りがよく、粘りが強く、冷めてもおいしいという特徴をもつお米の品種は、次のうちどれ?
□ひとめぼれ
□ヒノヒカリ
□ななつぼし
□はえぬき
「ひとめぼれ」です
日本で作られているお米の品種は多くあります。それぞれの特徴を知って、お好みのものを選ぶのも、食事の楽しみのひとつかと思います。さて、「ひとめぼれ」は宮城県で誕生した品種です。「ヒノヒカリ」は、「コシヒカリ」に似た食味があり、九州を中心に栽培されています。「ななつぼし」は、北海道で主に栽培されており、ツヤや粘り、甘みのバランスがよいです。「はえぬき」は山形県で主に作られています。米の粒がしっかりとしていて歯ごたえがよいという特徴があります。
炊いたご飯を保存する場合のポイントとして適切なのは、次のうちどれ?
□ご飯が完全に冷めた状態でラップに包み冷蔵庫で保存。
□ご飯が完全に冷めた状態でラップに包み冷凍庫で保存。
□ご飯が温かいうちにラップに包み冷蔵庫で保存。
□ご飯が温かいうちにラップに包み冷凍庫で保存。
「ご飯が温かいうちにラップに包み冷凍庫で保存。」です
炊いたご飯は、まだ温かいうちにラップで包み、粗熱をとってから急速冷凍すると、おいしく保存できます。冷凍庫は、炊いたご飯の水分を逃がさずに凍らせてくれるので、解凍したときにも炊いたときの水分が保たれています。一方、完全に冷ましてから冷凍庫に保存してしまうと、冷ます過程でご飯から水分が抜けているので、解凍した際もパサついたご飯になっててしまいます。
「無洗米」の説明として正しいのは、次のうちどれ?
□洗米を数回、行った米
□玄米からぬかをとり除いた米
□玄米から胚芽、ぬかをとり除いた米
□玄米から胚芽、ぬか、さらに細かいぬかまでとり除いた米
「玄米から胚芽、ぬか、さらに細かいぬかまでとり除いた米」です
精米したお米は、玄米の状態から「胚芽」と「ぬか」をとり除いたものですが、表面にはまだ細かい「ぬか=肌ぬか」が残っています。お米を研いだときに水が白っぽく濁るのは、この「肌ぬか」がとり除かれているからです。「無洗米」は、「肌ぬか」を機械でとり除いているので、炊く前に1回ほど水をとり替える程度で使用することができます。
新しい精米方法で、お米の胚芽の基底部と亜糊粉層(あこふんそう)を残し、栄養とおいしさを両立させたお米は、次のうちどれ?
□胚芽米
□金芽米
□発芽玄米
□十六穀米
「金芽米」です
最近よく耳にするようになった、「金芽米(きんめまい)」というお米があります。これは、〈金芽=胚芽の基底部〉と、〈亜湖紛層=米粒全表層部のうまみ層〉の部分を残し、お米本来の栄養やうま味を残したお米になります。金芽米は、水分をたくさん吸収するので、少ない量でも、ふっくら炊きあがるため、普通米と比べて摂取カロリーを抑えることができるヘルシーなお米としても知られています。