もうすぐハロウィンですね。ハロウィンと聞いて思い浮かべる野菜と言えば、「かぼちゃ」ではないでしょうか。ところが、昔はかぼちゃではなく、あるものでランタンを作っていたようで……?! “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「ハロウィンとかぼちゃ」です!
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【問題】
「ハロウィン」で使われる「かぼちゃ」。もともとは、かぼちゃではなくて、何の野菜が使われていたと思う?
□かぶ
□大根
□きゃべつ
□ブロッコリー
答えは……
「かぶ」です
ハロウィンは、古代ケルト人の儀式である秋の収穫祭が起源と言われています。古代ケルト人は、そこで「かぶ」をくり抜いて作ったランタンを使っていたようです。のちのち、アメリカに伝わった際、「かぶ」はなじみがなく珍しい野菜だったため、アメリカでの収穫が多い「かぼちゃ」が使われるようになったそう。今では、かぼちゃのランタンがハロウィンの象徴と言えるほど、定番の存在になっていますね。
「かぼちゃ」には、さまざまな品種があります。ひょうたんの形をした、表面がクリーム色の品種の名前は、次のうちどれ?
□坊ちゃんかぼちゃ
□プッチィーニ
□バターナッツ
□コリンキー
「バターナッツ」です
かぼちゃには、大きく分けると、「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」があります。なかでも「バターナッツ」というかぼちゃは、南アメリカ原産で、日本では、なかなか見かける機会が少ないのではないでしょうか。クリーム色の皮でピーナッツのような形をしていて、ナッツのようなねっとりした食感があります。アメリカではポピュラーな品種で、海外原産ですが、植物分類上は「西洋かぼちゃ」ではなく「日本かぼちゃ」と同じ仲間です。
「かぼちゃ」の仲間の野菜は、次のうちどれ?
□きゅうり
□なす
□ズッキーニ
□とうがん
「ズッキーニ」です
ズッキーニは、きゅうりのように見えますが、「ペポかぼちゃ」の仲間です。完熟してから食べる、ほかのかぼちゃとは違い、ズッキーニは、開花後5~7日の未熟果を食べる野菜です。未熟果なのでタネはなく、中はしっとりとしていて、ほのかな甘みがあり、淡泊な味わいです。オリーブ油との相性もよいので、そのままソテーしたり、ラタトゥイユなどの煮込み料理などに使ったりするのも、オススメです。
かぼちゃを選ぶときに避けたほうがいい状態なのは、次のうちどれ?
□(丸のままのかぼちゃ)ヘタの部分は枯れて乾いており、少しくぼんでいるもの。
□(丸のままのかぼちゃ)表面がかたく、重みのあるもの。
□(カットしたかぼちゃ)果肉の色が濃いもの。
□(カットしたかぼちゃ)ワタがあまり詰まっていないもの。
「(カットしたかぼちゃ)ワタがあまり詰まっていないもの。」です
大きなかぼちゃをまるごと購入することは、少ないかもしれません。丸のままの状態では、皮にツヤがあって、表面はかたく、しっかりと重みがあり、ヘタのまわりは、くぼんでいるものが完熟していることが多いです。カットした状態のかぼちゃを選ぶときは、果肉の色が濃く、ワタやタネがしっかりと詰まっているものが望ましいです。かぼちゃはカットすると、ワタやタネの部分から傷むことが多いので、中をしっかりくり抜いて、切り口にキチンとラップをしてから野菜室で保存するようにしましょう。
「ハロウィン」は、ヨーロッパ発祥のお祭りです。日本の行事に例えると、次のうちどれにになると思う?
□お正月
□ひな祭り
□クリスマス
□大晦日
「大晦日」です
ハロウィンの起源となった古代ケルト人にとって、11月1日は新年でした。つまりハロウィンは、新年の前日(大晦日)に行う秋の収穫祭であり、悪い自然霊や悪魔を追い出すための祭りだったのです。この祭りは、のちにキリスト教の、諸聖人に祈りを捧げる「万聖節」の前夜祭としての位置づけに変化していきました。ただし、ハロウィンの日には先祖の霊が親族を訪ねてくるという説もあり、その意味では「お盆」にも例えられているようです。