朝晩の冷え込みが厳しくなってくると、鍋ものが恋しくなってきます! “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「鍋料理」。栄養バランスのとれた具材の選び方から、郷土料理としての鍋もののクイズまで…読んだからには、今夜の晩ごはんには鍋ものが食べたくなるはず…?!
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【問題】
おでんの具材を約200kcal食べたい場合のふさわしい組み合わせは、次のうちどれ?(それぞれ1切れずつ)
□大根+卵+はんぺん+ちくわ
□大根+こんにゃく+はんぺん+ちくわぶ
□卵+さつま揚げ+つみれ+ちくわぶ
答えは……
「大根+卵+はんぺん+ちくわ」です。
おでんの具材のおおよそのカロリーは、それぞれ1個当たり大根(100g)20kcal、卵(50g)78kcal、はんぺん(50g)51kcal、ちくわ(40g)52kcal、こんにゃく(50g)7kcal、ちくわぶ(40g)72kcal、さつま揚げ(60g)87kcal、つみれ(25g)32kcal。上記の組み合わせでは、「大根+卵+はんぺん+ちくわ」がおおよそ200kcalになります。肉も野菜もたっぷりとれる栄養豊富な鍋料理のなかにあって、「おでん」は野菜が比較的少ない料理といえます。また、もちきんちゃくや、ちくわぶ、一度揚げてある、さつま揚げ、厚揚げなどはカロリーも少し高めになりますので具材選びも大切。大根やこんにゃく、しらたきなど、低カロリーな具材もしっかり組み合わせて食べるようにしましょう。
相撲部屋で食べることで知られている「ちゃんこ鍋」。この「ちゃんこ」とはどういう意味だと思う?
□具だくさんな鍋もの
□野菜と肉を一緒に煮込むこと
□みんなで食べるもの
□食事
「食事」です
「ちゃんこ」と聞くと「鍋料理」をイメージするかと思いますが、本来の意味は、相撲力士の「食事」のことを指します。なので、鍋料理でなくても、お相撲さんの食事はすべて「ちゃんこ」と言うことになります。ただ、相撲をとるための体格を身につけるには、鍋を食べることが多いようです。ちゃんこ鍋の味つけはさまざまで、これを入れなくてはいけないという具材はありません。野菜も肉や魚類も麺などの炭水化物も一緒にとれる、とても栄養バランスのよい鍋料理ですので、自宅での「ちゃんこ鍋」をこれからの時期、楽しみたいですね。
ご当地鍋には、さまざまなものがあります。以下の組み合わせで間違っているものは、次のうちどれ?
□石狩り鍋……北海道
□ほうとう鍋……山梨県
□きりたんぽ鍋……青森県
□芋煮鍋……山形県
「きりたんぽ鍋……青森県」です
「きりたんぽ鍋」は、秋田県の郷土料理です。炊いたご飯を杉の串に握りつけ、炭火で焼いたものを「きりたんぽ」と言います。米どころならではのおいしさがあります。秋田県では、「きりたんぽ鍋」以外にもハタハタやイワシを塩漬けして発酵させた「魚醤」を使った「しょっつる鍋」なども有名です。
鍋のふちにみそをぬり、土手のように仕上げる「土手鍋」があります。これに使用するメインの食材は、次のうちどれ?
□鶏肉
□いのしし肉
□さけ
□かき
「かき」です
「土手鍋」は広島県で有名な鍋で、「かき」をたっぷりと使用した鍋料理です。鍋にみそを土手のようにぬるので「土手鍋」と言われるのですが、江戸時代に広島・安芸郡の「土手長吉」という「かき」の行商人が、このようなやり方で鍋ものを作ったところから、「土手鍋」という名前になったという説もあります。
次の鍋料理の中で、ビタミンAやビタミンEが特にたくさんとれるのは、どれだと思う?
□キムチ鍋(キムチ・豆腐・豚肉)
□ほうとう鍋(うどん・鶏肉・かぼちゃ)
□すきやき(牛肉・長ねぎ・しらたき)
□もつ鍋(もつ・きゃべつ・にら)
「ほうとう鍋(うどん・鶏肉・かぼちゃ)」です
鍋は、全体的にいろいろな栄養が一緒にとれる、よい料理内容です。加える具材の種類が多ければ、その分たくさんの栄養もとれます。野菜にはビタミン類が多く含まれていますが、かぼちゃやにんじんには、肌改善や冷え防止の効果が期待できるビタミンAやビタミンEを多く含んでいます。さらに、ほうとう(うどん)や肉類も入っていますので、栄養バランスもとても優秀。また、みそ仕立てにすることで体が温まり、寒い冬にもピッタリな鍋料理です。