朝起きて、あれ、ちょっと今日は様子が変…。風邪をひいたかな?と思うこともありますよね。そんなときは、もちろん休養。でも、食事をとるうえで気をつけるべきことを知っていれば、より一層心強く感じるのではないでしょうか。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「風邪をひいたときの食事」です!
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【問題】
風邪をひいたときの食事の説明として、正しくないものは、次のうちどれ?
□アルコールはNG
□脂質分の多い食材を控える
□食物繊維を積極的にとる
□刺激物を控える
答えは……
「食物繊維を積極的にとる」です
風邪の症状にはいろいろあるので、その症状に合わせて食事も注意が必要です。基本的には、風邪をひいているときにアルコール類を飲むと、熱が上がったり、せきがひどくなったりするおそれがあります。薬の作用が増強され、副作用が出ることも。また、風邪を引いているときは消化の機能が低下しているので、胃腸に負担がかかる脂質分や食物繊維、刺激物は控えることがオススメです。
風邪の症状と、その対策のための食事や食材の組み合わせで、あまり適切でないものは、次のうちどれ?
□発熱、悪寒・・・・あんかけうどん・しょうが
□腹痛・下痢・・・・けんちん汁・いも粥
□せき・のどの炎症・・・・水分・果物
□鼻水・鼻づまり・・・しょうが紅茶・長ねぎ
「腹痛・下痢・・・・けんちん汁・いも粥」です
風邪の影響で起こる鼻水やくしゃみ、のどの痛み、発熱は、リンパによる防衛機能が働いてウイルスを体の中に入れないようにするための症状です。このため風邪の予防や改善には、粘膜を強くすることが大切です。また、腹痛や下痢・吐き気などの症状の場合は、体を冷やさず、消化器官に負担をかけずにエネルギー補給をする必要があります。根菜類やいも類などを含む料理は、温かい料理だとしても、食物繊維が多くて消化に負担がかかるので控えたほうがよいでしょう。
風邪の予防や改善をするときにオススメの栄養素として、ふさわしい組み合わせは次のうちどれ?
□たんぱく質+ビタミンA+ビタミンC
□炭水化物+ビタミンC+カルシウム
□たんぱく質+ビタミンK+マグネシウム
□炭水化物+ビタミンE+リン
「たんぱく質+ビタミンA+ビタミンC」です
風邪の予防や、風邪をひいたときには、エネルギー補給をしっかりして、体を温め、安静にして体を休めることが大事です。どの栄養素も体にとっては大切なものですが、体を作る成分である「たんぱく質」をきちんととり、粘膜の強化に「ビタミンA」や「ビタミンC」、疲労を回復するのに役立つ「ビタミンB1」などを積極的にとるのがオススメです。
風邪をひいたときに、果物を食べる人も多いと思います。風邪予防にオススメな栄養素を多く含んでいる果物は、次のうちどれ?
□りんご
□みかん
□グレープフルーツ
□ブルーベリー
「みかん」です
風邪を引いて、食欲のないときなど、果物はおすすめです。どの果物でも、栄養補給や水分補給になりますが、先ほどの問題でとり上げた「たんぱく質、ビタミンA、ビタミンC」をまんべんなく含んでいるものは、みかんです。風邪をひきやすいこれからの時期に出回る果物ですので、常備しておくとよいかと思います。
風邪をひいたときに、手軽で便利な麺料理。ただ、この中であまりおすすめできないものは、どれだと思う?
□卵入りにゅうめん
□煮込みうどん
□あっさり魚介の塩ラーメン
□なめこそば
「なめこそば」です
温かい麺料理は、体を温める効果が高いのでオススメです。なかでも、やわらかく煮た、にゅうめんやうどんなどは大変よいでしょう。うどんの中でも、太めでコシが強いものよりは、やわらかめの食感のうどんがよく、また、ラーメンなどの中華めんは、油分を含んでいますので、あっさりめの味つけがオススメです。上記の中ではきのこを使ったそばは食物繊維が比較的多いため、消化に負担がかかることを考えるとあまりオススメできません。ただ、いつもより少ししっかり煮て、あんかけなどにすれば消化を促す効果も期待でき、オススメできる内容になります。