和食の基本として「一汁三菜」という言葉をよく耳にします。主食と汁もの、主菜、副菜のことですが、正しい配膳はできますか? SNSにアップしようとして、はたと迷う…ということがないように、クイズで正しい知識をゲット♪ “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「副菜」です!
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【問題】
和定食の食事を並べる場合、「副菜」はどこに置くのが正解?
□左手前
□右手前
□左奥
□右奥
答えは……
「左奥」です
一汁三菜の献立を食卓に並べる場合、基本としては、左手前に「ご飯」、右手前に「汁物」、右奥に「主菜」、左奥に「副菜」となります。この配置は右ききを基準に考えられています。まず、ご飯ものなどの主食は、右手でお箸を持ち、左手で器を持つのにいちばん便利な左手前に置きます。汁ものは、主食の右側です。主菜は、器を置いたまま右手でお箸を伸ばして食べるので、いちばん届きやすい位置である右の奥に。そして、副菜やサラダなどの副菜類は左奥に置きます。副菜以外に副々菜がある場合は、中央部分に置いたり、主食と副菜の間あたりに置いたりすることもあります。
「副菜」の内容で、おすすめの内容は、次のうちどれだと思う?
□豆類や卵類などたんぱく源となる食材を使用するのがよい
□野菜の煮物を入れるのがよい
□漬けもの類がよい
□主菜で使用していない食材などを使うのがよい
「主菜で使用していない食材などを使うのがよい」です
主食というのは、ご飯や麺やパンなどを使用したものです。「主菜」はメインのおかずを指し、肉料理、魚料理、卵・豆類を使用した、主にたんぱく源となるおかずを言います。一方「副菜」は、小鉢などに入っていることも多い小さなおかずのことです。料理の献立を考える場合、副菜や汁物の具材などは、主食や主菜で使用していない食材を使うことを、おすすめします。主菜のつけ合わせににんじんやブロッコリーなどの野菜を使用した場合は、副菜に、きのこや海藻類などを使うとよいでしょう。副菜は野菜のイメージがあるかと思いますが、野菜に限らずいろいろな食材を組み入れるのがおすすめです。
「コールスロー」というサラダの語源をもつのは、次のうち、どこの国?
□アメリカ
□オランダ
□イギリス
□スイス
「オランダ」です
「コールスローサラダ」を知っている方も多いかと思います。せん切りしたキャベツのサラダのイメージが強いですが、みじん切りしたキャベツのサラダもこの名で呼ばれています。「コールスロー」という名前は、18世紀頃にオランダ語の「koolsalade」(=キャベツサラダ)を短縮した「koolsla(コールスラ)」]から生まれたと言われています。味つけはマヨネーズに限らず、マスタードやカレー粉などを加えたアレンジサラダにしてもおいしくいただけます。
1日に必要な野菜の量は350gと言われています。次の組み合わせのうち、350gほどになるのは、どれだと思う?
□なす1本+にんじん1/3本+トマト1/2個+白菜1枚+大根2~3cm
□ブロッコリー1/4個+ピーマン1個+レタス2枚+かぶ1個+ミニトマト3個
□アスパラガス2本+オクラ3本+トマト1/2個+キャベツ1枚+ほうれん草1/3束
□ニラ1/2束+パプリカ1/4個+長ネギ1/2本+きゅうり1本+玉ねぎ1/4個
「なす1本+にんじん1/3本+トマト1/2個+白菜1枚+大根2~3cm」です
上記のように組み合わせた野菜のグラム数は、上の選択肢から順に、約350g、245g、290g、280gとなります。したがって、答えはいちばん上の組み合わせ。おおよその目安として、なす1本=80g、にんじん1/3本=60g、トマト1/2個=80g、白菜1枚=100g、大根2~3cm=30gとなります。1日分として考えれば、食べられる量なのではないでしょうか。とくにこれからの時期は鍋料理の機会も増えるでしょう。鍋料理は野菜がたっぷりとれますので、ぜひたくさんいただくように心がけてください。
油の中で、「サラダ油」というものがあります。サラダ油の説明として間違っているのは、次のうちどれ?
□生で食用できる
□加熱して食用してもよい
□使用できる原料は2種類までと決まっている
□複数の原料を使用して作ってよい
「使用できる原料は2種類までと決まっている」です
「オリーブ油」はオリーブから、「ごま油」はごまから抽出して油分をとります。では「サラダ油」は何から油分を抽出しているのでしょうか。じつは「サラダ油」は、数種類の原料を混ぜ合わせて作る「調合油」。生でも食用でき、サラダなどのドレッシングなどにも使用できるという意味から来た名前であって、抽出する原料の名前からつけられた名前ではありません。メーカーによって原料はさまざまですが、「サラダ油」と表示して売られているものは、どれも透明で、0℃でも固まらずサラサラとした内容のものを指します。