街はクリスマス一色。この時期によく見かけるお菓子――「パネトーネ」の発祥の国や、「ブッシュ・ド・ノエル」の意味を知っていますか? あるいは、手作りでお菓子を作るときのコツなど…“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマはお菓子。クリスマスに関係するお菓子のクイズで気分を盛り上げていきますよ♪
Contents 目次
問題
クリスマスの時期になると見かける「パネトーネ」というお菓子。発祥はどこの国?
□日本
□フランス
□イタリア
□イギリス
答えは………
「イタリア」です
「パネトーネ」は、イタリアのミラノ発祥のお菓子。お菓子と言っても、酵母を加えて発酵するイースト菓子です。この酵母を「パネトーネ種」といい、パネトーネ種を発酵させて作った生地にラム酒に漬けたドライフルーツなどを練りこんで作る、お菓子とパンの中間のような味わいのものす。お菓子屋さんだけでなく、パン屋さんなどでも見かけることが多いですよ。
クリスマスケーキの代表的な「ブッシュ・ド・ノエル」とは、どういう意味?
□茶色いロールケーキ
□フランスのクリスマスケーキ
□フランス語で「クリスマス・イブ」
□クリスマスの薪(まき)
「クリスマスの薪(まき)」です
クリスマスになると、いろいろなお店に並ぶ「ブッシュ・ド・ノエル」。これは、フランスの伝統菓子です。フランス語で「ブッシュ」は「薪」、「ノエル」は「クリスマス」を意味していますので、「ブッシュ・ド・ノエル」は「クリスマスの薪」をイメージして作られたケーキのこと。クリスマスのケーキ全般を指しているわけではありません。茶色いチョコレート生地やクリームで切り株をイメージし、メレンゲで作ったキノコなどが飾りつけられていることもあります。キリストの誕生を祝い、夜通し暖炉で薪を燃やしているイメージや、燃やした薪の灰が厄除けになるなどの説があるようです。
生クリームを泡立てて、ホイップクリームを作りたい場合、泡立つのにいちばん時間がかかるのは、次のうちどれ?
□植物性クリームのみ
□植物性+動物性を組み合わせたクリーム
□35%脂肪の動物性クリーム
□47%脂肪の動物性クリーム
「植物性クリームのみ」です
手作りのクリスマスケーキを作る方もいらっしゃるかと思います。そのとき、どんな生クリームを使えばよいのかは迷うところです。乳成分の香りやコクを味わうには、やはり動物性100%使用のクリームがおすすめです。ただし乳脂肪分が多過ぎると泡立ちが行き過ぎてしまい、生地にクリームを塗っている途中で分離をして、表面がボソボソした状態になることも。泡立つ時間は、クリームに含まれる乳脂肪分が多いほど時間が短くなります。一方、植物性クリームは、分離する心配は少ないですが、泡立ちに時間がかかり、味わいや風味は劣ります。
サクサクとした食感のクッキーを作りたいとき、生地を作る行程でよくないことは、次のうちどれ?
□バターは湯せんなどで、しっかり溶かしてから使用する
□グラニュー糖を粉糖に変えて使用する
□バターの代わりにショートニングに使用する
□小麦粉を加えて混ぜるとき、こねないようにする
「バターは湯せんなどで、しっかり溶かしてから使用する」です
クッキーにも、いろいろな味わいのものがあります。その特徴に見合った材料を使ったり、ポイントを押さえた工程を経たりすることで、さまざまなタイプのクッキー作りができます。サクサク食感のクッキーを作る場合、「湯せんなどで、しっかり溶かしてから使用する」というバターの溶かし方がおすすめではありません。バターは冷蔵庫から出したら、指で押したときに指の跡がつく程度のやわらかさに戻し、混ぜたときにクリーム状になるのが、でき上がりの生地のサクッとした食感につながります。
上の問題で登場した「ショートニング」という油の原料は、次のうちどれ?
□ラード+チーズなど
□魚油+大豆油など
□バター+ココナッツ油など
□マーガリン+脱脂粉乳など
「魚油+大豆油など」です
「ショートニング」を使用したことがありますか? 「マーガリン」と同じようなものだと思っている方もいるかも知れません。たしかに数種類の原料を組み合わせて作る点は「マーガリン」と同じで、作る工程も似ています。ただし「マーガリン」は原料に水分を加えて作られており、「バター」に似た加工品であるのに対し、「ショートニング」は水分を加えずに作られた白っぽいクリーム状のもので、「ラード」に近い形状です。