免疫アップや肥満予防などさまざまな健康効果から注目される抹茶。最近は欧米でも認知が広がっているようですよ。抹茶は煎茶よりも茶葉の栄養成分をそのまま摂取できるというメリットもあり、さらに朝に抹茶を飲むと脂肪が燃えやすくなり、ダイエット効率がアップ! 今回は創業161年目、京都の宇治抹茶老舗・祇園辻利が手がける『スティック抹茶』を試してみました。
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“朝抹茶”でダイエット効率が高まる
抹茶には脂肪燃焼効果が注目されるカテキンやストレス軽減作用のあるテアニンが多く含まれ、最近では免疫力の活性化や、抗ウィルス作用による感染症予防効果も注目されていますね。
カフェインも含まれるので、眠気を感じる朝にいただくと目覚めもスッキリ、集中力が高まります。また朝は活動的に過ごすことが多いので、抹茶の脂肪燃焼効果との相乗作用でダイエット効率も高くなるといわれています。
祇園辻利の『スティック抹茶』は、いつでもお手軽に抹茶を楽しめるようにと、一服分の抹茶をスティックにしたもの。持ち運びできるので、自宅でなくても抹茶がいただけますね。
祇園辻利の抹茶は古来伝統の石臼を使い、ゆっくりじっくりと挽かれてでき上がります。生産量は1時間でわずか40g。手間と時間をかけた老舗の抹茶をスティック抹茶として手軽にいただけるのがまたいいですね。
豊潤な味わいとふくよかな香り
最初に茶こしで抹茶をこすとダマにならずにおいしくいただけます。その後、約50mlのお湯を入れたら、茶せんでM(エム)の字を描くようにたてます。お湯とよく混ざったらでき上がり。
ふんわりと泡立ち、カプチーノのように軽やかな泡が表面を覆っています。抹茶は鮮やかな濃い緑色で、栄養成分が豊富なのが色合いからもよくわかります。ひと口含むとふくよかな香りとさわやかな茶葉の甘味が口に広がります。苦味が少なく、緑茶とはまた違った豊潤な味わいで、口当たりもとてもやわらか。
カフェインが含まれますが、リラックス効果のあるテアニンも多く含まれていて、ほっとする一杯で心身の緊張や疲れが解けるよう。ふだんはあまりしない、茶せんで無心に抹茶をたてるというひとときもマインドフルネス的ですね。
何かと敷居が高そうな抹茶ですが、自宅でたてる分には作法も要らず、思ったよりも手軽に本格的な味わいを楽しめます。抹茶は古くは戦国武将が “茶の湯” に親しんできた歴史があり、心を穏やかにしたり、物事に道筋を立てたりするのに役立ててきました。1年の見通しを立てる今の時期にもぴったりな飲みものといえるのかも。抹茶をあまり飲んだことがないという人にもオススメです。
祇園辻利 スティック抹茶 2g×3本 500円(内消費税37円)
文・写真/庄司真紀