コロナ禍のマスク生活でにおいへの抵抗が少なくなったことから、いつもなら少々においが気になるスタミナ系餃子が人気を集めています。無人販売が増えましたし、ネット通販での売り上げも好調のよう。地元特産のにらを使用した山形県金山町の『かねやま餃子』もネット販売が伸長し、新たに投入した業務用50個・100個入りもよく売れているそうです。今回はこちらの『かねやま餃子』を試食してみました!
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ブランド豚とにらの組み合わせ
免疫力アップの観点からも注目の食材といえばにら。特有のにおいのもととなっている硫化アリルの一種アリシンは、強い殺菌作用や抗酸化作用があり、風邪予防の効果があるとされるほか、ビタミンB1と一緒に食べるとその吸収を助けるので、体力強化や疲労回復によいとされています。
そんな健康パワーの高いにらを手軽に食べられるのが餃子ですよね。にらが効いたスタミナ餃子『かねやま餃子』は山形県で親しまれている一品で、地元のテレビなどでも何度か取り上げられているそうです。コロナ禍となり、ネット販売が大変好調で、羽の欠けなどがあるものを大袋にしたお得な50個・100個入りも販売に至っています。
『かねやま餃子』はコンテストでも受賞歴のあるブランド豚「米の娘(こ)ぶた」と、地元金山町特産のにらを組み合わせたスタミナ満点の冷凍餃子。にらは5月下旬から6月下旬にしかとれない、もっともやわらかくおいしいとされる“一番刈りにら”を使っています。
ジューシーなのにさわやかな味わい
上品なうま味の「米の娘ぶた」と一番刈りにらを鮮度が高いうちに包み込み、生冷凍に。そのため冷凍の状態で餃子を蒸し焼きにしていきます。10分ほどの調理時間で、外側はこんがりと香ばしい焼け具合になりました。中身のにらのパワフルな香りがキッチン中に広がります。
食欲を刺激するようなにらの香りとうま味が濃縮した豚肉とがよく合い、ジューシーなのにさわやかです。スタミナ餃子というとガツンとした味わいを想像しますが、にらのインパクトは唐突な感じがしなくて、ほかの具材とよく混じり合い、ブランド豚の良質なうま味を引き出しています。
いくつでも食べられそうなあとを引くおいしさで、これなら50個・100個入りが売れているのも納得! たれは一般的なお酢としょうゆなども合いますが、餃子にしっかりうま味がついているので「そのまま食べるのが一番おいしい」そうです。
甘くやわらかいにらの味わいをダイレクトに味わえる『かねやま餃子』。ふだん食べているのとはまた違ったにらのおいしさを体感できるのではと思います。焼いて食べるのはもちろん、水餃子としてスープにすれば、疲れたときや風邪予防にもいいですよ。
かねやま餃子 通常商品(12個入り×4パック) 2,349円(税込)
販売場所:自社サイト、大商金山牧場楽天市場店など
https://www.komenokofarm.com/?pid=134258632
文・写真/庄司真紀