疲労や風邪で胃腸の調子が悪いときに食べたいお粥。体を温め、弱った胃腸を整えてくれます。無印良品から登場したのは、玄米や雑穀などを使ったお粥です。温めるだけで食べられ、雑穀の食感を楽しみながら栄養もしっかり補給できます。『素材を生かした 玄米ともち麦のお粥』と『素材を生かした 十穀米のお粥』を食べてみました!
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栄養価の高い玄米や雑穀をお粥に
体調不良のときによく食べるお粥は、消化機能に負担をかけずに栄養補給ができ、弱った体を癒やして体力が回復するのを早めてくれます。炭水化物が中心の白米だけのお粥だと栄養に偏りが出てしまうので、消化を助ける野菜や梅干しを入れたりしていただくことが多いですよね。
伝統的なスーパーフードである玄米や雑穀は総じて栄養価が高く、食物繊維やビタミン、ミネラル、抗酸化物質が豊富に含まれています。栄養バランスを整えてくれるので、お粥にすれば滋養食にも最適です。
その玄米や雑穀をお粥にしたのが、『素材を生かした 玄米ともち麦のお粥』と『素材を生かした 十穀米のお粥』。
『玄米ともち麦のお粥』は国産の玄米ともち麦を使用。
『十穀米のお粥』のほうは国産の玄米、もち黒米、胚芽押麦、はだか麦、もち赤米、もちきび、ハトムギ、もちあわ、もち緑米など10種の雑穀を使っています。両方とも素材を生かし、塩だけで味つけをしています。
穀物のうまみが引き出された味わい
1袋200g1人前となっていて、お茶碗1膳くらいの分量です。写真はその1/3くらいの量ですので、けっこう分量があるなという印象。100g当たりのカロリーは83〜84kcalです。
とろっとしたお粥に仕上がっていて、サラサラというよりは、もっちりしていて、ひと粒ひと粒にツヤがあります。ほんのりとした塩味が穀物のうまみを引き出し、甘くやさしい味わいです。
玄米ともち麦のお粥は、玄米の香ばしさともち麦のぷちぷちした食感があります。十穀米のほうは、黒米と赤米のぬかに含まれている色素によって赤みのあるお粥になっています。あずきのような甘さはなく、プレーンな穀物のおいしさがあります。10種類の雑穀が入っているので、十穀米のほうがさまざまな穀物のうまみが組み合わされているよう。微妙な差異ですが、味わいの違いも感じられました。
麦や雑穀は白米に入れて食べますが、こちらのお粥では玄米がメインとなっていて、玄米のお粥はあまり食べたことがない人も多いはず。苦味やえぐみもなく思った以上においしくいただけました。
また、通常食べると素朴な味わいに感じられるのですが、体調不良のときはこうした雑穀の甘みやうまみがにじみ出た味わいがおいしく感じられるもので、無印の雑穀のお粥もそのような味わいでした。
弱っているときでなくとも、お粥にすることで雑穀の栄養が吸収されやすくなるので、栄養バランスが整い、エネルギーチャージできた気がします。特に風邪をひきやすい寒い季節はストックしておくといいですね!
素材を生かした 玄米ともち麦のお粥 190円(税込)
素材を生かした 十穀米のお粥 190円(税込)
文・写真/庄司真紀