わかめ、こんぶ、のり、ひじき、寒天。海藻類は健康的な食生活を送るうえで欠かせない食材のひとつですが、意外と毎日食べているのではないでしょうか。では、改めて、わかめやひじきに比べて、「のり」に多く含まれている栄養素とは? この時期、店頭で見かける「めかぶ」って何の仲間? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「海藻類」です。
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問題
海藻類の仲間の「のり」が、わかめやひじきに比べて、何倍も豊富に含まれている栄養素は、次のうちどれ?
□たんぱく質
□マグネシウム
□ヨウ素
□食物繊維
答えは………
「たんぱく質」です
100g当たりの「たんぱく質」の量は、焼きのり=32.0g、ひじき(乾)=7.4g、カットわかめ=14.0g、もずく=0.2g。焼きのりは、とても多くのたんぱく質を含んでいることがわかります。そのほかビタミン・ミネラルも含むため、とても優秀な食材です。焼きのり全形1枚は約3gですから、一度にたくさん食べるわけではないのですが、和え物や炒め物など、いろいろな料理に組み合わせて日々摂取すれば、栄養補給の一助になると思います。
春先からスーパーの店頭でも見かけることがある、「めかぶ」。これは何の仲間?
□こんぶ
□わかめ
□もずく
□ひじき
「わかめ」です
3~4月頃まで、スーパーなどの魚介コーナーなどに並び始める「めかぶ」は、「わかめ」の仲間です。細かく刻んだ状態でパック詰めされているものは1年中出回っていますが、ヒダ状になった新鮮な「めかぶ」の旬は春先。海藻なので根はないのですが、わかめ全体の根元部分が「めかぶ」で、上部のヒラヒラとした部分が、一般的に食べられている「わかめ」です。
海藻類全般には、ミネラルの「ヨウ素」を多く含んでいます。次のうち、「ヨウ素」の働きとは、あまり関係のないものはどれ?
□精神活動を活発にする
□代謝を促す効果がある
□甲状腺ホルモンの成分である
□目の健康を維持する
「目の健康を維持する」です
「ヨウ素」とは、ミネラルの仲間で、海藻類や魚介類に多く含まれています。海産物をよく食べている日本人の多くは、不足することはまずないと言われています。「ヨウ素」は成長や代謝を促す甲状腺ホルモンの成分として欠かせないものですが、とり過ぎると甲状腺ホルモンの合成ができなくなり、甲状腺が肥大し、甲状腺腫となる可能性もあると言われていますので、とり過ぎにも注意が必要です。
こんぶの種類で、「三石(みついし)昆布」とも言われている、家庭でも使われることの多いこんぶは次のうちどれ?
□真昆布
□利尻昆布
□日高昆布
□羅臼昆布
「日高昆布」です
「三石昆布」は別名「日高昆布」。こちらの名前で知っている方も多いかと思います。スーパーなどでもよく見かけるこの昆布は、煮るとやわらかく仕上がり、コクのある味わいになります。お正月のときに作る「昆布巻き」や、日常的なおかずの「佃(つくだ)煮」や「煮物」などの材料としても、「三石昆布」が一般的に使用されます。
水500ccを使って、寒天液を作りたいとき、一般的に使用する寒天の分量は、次のうちどれ?
□1g
□4g
□6g
□8g
「4g」です
寒天の原料はテングサ、オゴノリといった海藻類の仲間で、食物繊維が豊富に含まれます。 水ようかんや寒天ゼリーなどを手作りしたいときには、寒天を使用しますが、基本的に水分に対して、0.8%ほどの寒天を目安にするとよいでしょう。この割合だと、しっかりめに固まりますので、ここを目安として水分量を調節して好みの固さに仕上げてみてください。