春らしい日が増えてきました。お店にも、やさしい色合いの野菜や果物が並ぶことが増えてくると、何となくウキウキ♪ そんなウキウキさせるものの代表格が「いちご」ではないでしょうか。では、いちごの表面のつぶつぶって何? いちごを、おいしく長く食べるための保存方法は? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「春の果物」です!
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問題
「いちご」にあるつぶつぶは、何の部分だと思う?
□果実
□皮
□軸
□種
答えは………
「果実」です
この時期には、色鮮やかな真っ赤ないちごを店頭で見かけます。いろいろな品種が出回っていますが、どのいちごにも表面につぶつぶとした部分がありますね。これは種と思いがちですが、じつは果実にあたる部分です。赤い部分が「花托(かたく)」と言って、めしべの台のようなものです。つぶつぶとした、ひと粒ひと粒の中に種が入っている状態になります。
「いちご」の保存方法で適切な方法は、次のうちどれ?
□購入したパックの状態で保存。
□ヘタをとり、しっかり洗ってから水気をふいて、容器に並べて保存。
□ヘタを上にして、キッチンペーパーをひいた容器に並べて保存。
□ヘタを下にして、キッチンペーパーをひいた容器に並べて保存。
「ヘタを下にして、キッチンペーパーをひいた容器に並べて保存。」です
いちごを食べるときに洗って食べるのは、安全のためにおすすめです。ただし、保存する場合は、水洗いをせずヘタもとらないで保存をしたほうが長持ちします。水にふれたり、ヘタをとったりすると傷みやすくなります。パック詰めされたものは、特に下の段のいちごは上の段のいちごの重さで傷みも進みやすくなります。購入後はパックから出し、ヘタを下にして並べて、野菜室などで保存するのがおすすめです。
「不知火(しらぬい)」という柑橘(かんきつ)類と関係の深いものは、次のうちどれ?
□夏みかん
□いよかん
□デコポン
□ネーブル
「デコポン」です
上の部分がポコンと盛り上がった特徴的な形から「デコポン」と呼ばれる、この柑橘類、正式名称は、「不知火」(しらぬい)と言います。なお、「デコポン」という名前は、「不知火」の中でも糖度13.0度以上、酸度1.0度以下などの条件をクリアしたものに付けられる名称で、平成5年に熊本県果実農業共同組合連合会が商標登録したものになります。
柑橘(かんきつ)類に含まれている、「ビタミンP」という成分の働きを説明したものとして、ふさわしくないものは次のうちどれ?
□毛細血管の強化
□ビタミンCの吸収を助ける
□骨を強くする効果
□血圧降下の作用
「骨を強くする効果」です
「ビタミンP」とは、水溶性のビタミン様物質(ビタミンのような働きをする物質)です。これは、結合組織のコラーゲンを作るビタミンCの働きを補強して、毛細血管をじょうぶにします。また、毛細血管の収縮作用、血圧降下作用もあります。柑橘類の中でも、みかんやオレンジの房を包む、薄皮の部分に含まれていますので、柑橘類を食べるときは薄皮ごと食べるのがオススメ。柑橘類に含まれるビタミンCと一緒にビタミンPをとることができます。
「アクチニジン」という、たんぱく質を分解する酵素を含んでいるフルーツは、次のうちどれ?
□いちご
□グレープフルーツ
□メロン
□キウイフルーツ
「キウイフルーツ」です
酵素を含んでいるフルーツは多く、なかでも「キウイフルーツ」は、たんぱく質を分解する酵素の「アクチニジン」を多く含んでいます。食事の中で、たんぱく質を含んでいる料理と組み合わせてキウイフルーツを食べると、消化吸収を助けて、胃もたれや胸やけを防ぐ効果があります。また、肉の下処理に、スライスしたキウイや、すりおろしたキウイを漬け込んでおくことで、肉質をやわらかくすることができます。