どんなことも最初は失敗がつきもの。みんなで作業しているときは、気づかなくても、ひとりで挑戦してみて初めて自分の知識不足に気づいたり、新たな発見があったりすることも多いですよね。今回、私にとって「みそ作り」がまさにそれ。いつもはみんなで仕込んでいるみそを、今年は最初から最後まで全部ひとりで仕込むことに。“初めてのおつかい”ならぬ“初めてのみそ作り”――。さて、その顛末はというと…?
Contents 目次
毎年1月に、みそ作りを教えてくれる先生宅に10名ほどが集まり、みんなで1年分のみそを仕込んでいます。でも、コロナ禍で集まっての作業は見送ることに。そんななか、「自宅に材料を送るから、自分で仕込んでみては」との先生のひと言で、今年は初めて自宅で挑戦することにしました(しかも、ときどき先生の電話によるアドバイス付き!)。
ちなみに、工程はざっとこんな感じ。
①ひと晩水に浸した大豆を、親指と小指でつまんでつぶれるくらいのやわらかさになるまで煮る。
②大豆をペースト状にして冷ます。塩きりこうじと大豆の煮汁をまんべんなく混ぜる。
③均一になるようにしっかりこねる。
実家の分も含めて15kg分を仕込むので、当日は妹に手伝いを要請。レシピと工程をおさらいして、さぁ、みそ作りスタート! 意気揚々と鍋に火をつけて大豆を煮始めたのですが…。実際にやってみると、意外なところで悪戦苦闘することに…(涙)
最大の壁は最初にやって来ました。「豆がなかなかやわらかく煮えない!」ということ。
火にかけ、待つこと4時間以上。大豆がつぶれるようになってもなんとなく芯が残っている感じ。理由はいろいろあるのかもしれませんが、予想していた以上に時間がかかり、かなり焦りました。
じつはみんなで仕込みをするときは、もっぱら男性陣が大鍋で煮たり、機械でペーストしたりする作業を担ってくれていたので、こんなに大豆を煮るのが大変なんて、初めて知りました(すみません…!)
6時間近く煮込んで、やっとつぶす工程に。自宅なので大きな作業台がなく、いくつかのポリ袋に大豆を分けて入れ、手でつぶし、塩きりこうじと煮汁を混ぜていきます。
煮るのに手こずったせいか、予定していた煮汁の量が足りないという事態になりましたが、先生のアドバイスをもとにお湯を足しながら乗り切り、まんべんなくこね、なんとか作業は完了。
今回はこうじの量を2倍にしたレシピだったことと、大豆をつぶすのが手作業だったこともあり、見た目は例年より粗い感じの仕上がりになりました。作業中、「これで大丈夫かな?」と何度か不安に。でも、触感はいつもと変わらないやわらかさになったので、ちょっとホッとしました。
みそ作りは、ひとり立ちするにはまだまだ心もとない感じではありますが、とりあえず、今回のみそがどんな味に仕上がるのか、ドキドキしながら待ちたいと思います。(来年はもっとじょうずに仕込むぞ~!)
(編集 kico)
Omezaトークとは…
FYTTE 編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。