価格も手頃でおやつやデザートにもピッタリなみかん。これからの寒い季節にうれしい健康、美容効果が豊富なのをご存じですか? みずみずしくておいしい果物としてだけではない、栄養豊富な「三ヶ日みかん」(JAみっかび)について紹介します。
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みかんがおいしくなるこれからの季節、手軽に楽しめる健康食材として改めて注目したいのが「三ヶ日みかん」。
静岡県浜松市で育まれる三ヶ日みかんは、豊かな栄養がぎゅっと詰まった特別なみかんです。私自身、子どものころからみかんが大好きで、実家で箱買いされたみかんをほとんどひとりで食べてしまった記憶があるほどでしたが、大人になってからは果糖やカロリーを少し気にしつつ、毎年欠かさず箱買いしています。
近年、みかんの国内消費量は減少傾向にありますが、じつはこの小さな果実には多くの健康や美容への効果が期待できる栄養が詰まっています。
とくに三ヶ日みかんは、栄養価が高く、機能性表示食品としての役割も果たしてくれるそう。
今回は、そんな三ヶ日みかんに秘められた栄養素について詳しくご紹介します。
まず、三ヶ日みかんには「GABA(ギャバ)」が含まれています。100gあたり12.3mg以上のGABAが含まれていて、1日に3個の三ヶ日みかんを食べることで、高めの血圧が抑えられることが研究で示されており、とくに血圧が気になる人には心強い存在です。
さらに、みかんには「β-クリプトキサンチン」という成分も豊富に含まれています。
この成分はとくに温州みかんに多く含まれており、骨代謝の働きを助けることにより骨の健康に役立つ機能があることが報告されています。健康面でのサポートを考えると、日々の食生活に積極的にとり入れたいですよね。
また、三ヶ日みかんには「ビタミンC」もたっぷり含まれています。
1個あたり約35mgのビタミンCが含まれており、1日に3個食べれば1日のビタミンC必要量を満たすことができます。ビタミンCには免疫力を高め、疲労回復をサポートするほか、美肌効果も期待できるため、体調管理や肌のコンディションが気になるこれからの季節にはぴったりの果物です。
さらに、みかんの袋(じょうのう)や白いすじには、「ペクチン」という水溶性食物繊維が含まれています。
ペクチンには、血中コレステロールや血糖値の上昇を抑える効果があり、便秘解消にも役立ちます。みかんを食べるときに、つい白いすじを取りたくなることもありますが、じつはそのすじにこそ大切な栄養が詰まっているんです。健康のためには、すじごと食べるのがおすすめです。
そして、みかん特有の酸味のもとである「クエン酸」も見逃せません。
クエン酸にはエネルギー代謝をサポートする働きがあり、疲労回復に役立つとされています。とくに年末に向けて仕事や家事で忙しい日々に、疲労回復効果のある食べものは心強い存在です。リフレッシュが必要なとき、みかんをひとつ食べるだけで気分も少し軽くなりますよ。
三ヶ日みかんが育つ浜松市は、国内でもとくに日照量が多く、水はけのよい土壌に恵まれているため、甘くておいしいみかんが育つのに最適な土地です。また、三ヶ日みかんは品種の違いで長いシーズン楽しめることも魅力のひとつ。
例えば、11月上旬~12月上旬に販売される「早生みかん」は酸味と甘みのバランスが絶妙で、果肉を包む内皮が薄いため、ジューシーでみずみずしい味わいを楽しむことができます。
みかんは気軽に食べられるうえ、健康や美容にうれしい効果がたくさん詰まっています。
これから寒い季節に向けて、家にみかんを常備しておくのもいいかもしれません。仕事や家事の合間に、三ヶ日みかんをひとつ手にとって、甘酸っぱさと栄養を味わってみてください。
(編集おこめ)
【JAみっかび公式通販サイト】
https://mikkabimikan.jp/
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