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かぼちゃ、しそ、トマト、にんじん。ビタミンAがいちばん多く含まれている野菜は?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
紫外線が気になる季節になってきました。また、気温や環境など変化にさらされるときでもあり、ときにはつかれてしまうことも。そんなときに強い味方になってくれるのが、毎日の食事です! 今回の“ダイエットに役立つ栄養クイズ”では、お肌やのど、目の健康を守ったり、抗酸化作用を発揮してくれたりする「ビタミン類」をテーマに、大切な知識をお届けします♪
Contents 目次
問題
次の緑黄色野菜のうち、ビタミンAがいちばん含まれているのはどれ?(100g中)
□かぼちゃ
□しそ
□トマト
□にんじん
答えは………
「しそ」です
色の濃い、緑黄色野菜は、毎日でも毎食でも食べたい食材です。さまざまなビタミン類が多く含まれており、なかでも皮膚や粘膜、目の健康を維持するために不可欠なビタミンであるビタミンAは豊富。上記の野菜には、100g当たり「かぼちゃ」330μg、「しそ」880μg、「トマト」45μg、「にんじん」720μgのビタミンAが含まれています。数値だけを比べると「しそ」が最も多い計算になりますが、しそ1枚は1g程度ですので、一度にたくさんとることは難しいですね。その意味で、1回分の量として摂取しやすいのはにんじんやかぼちゃだと言えるでしょう。
動物性食品の内臓にも多く含まれるビタミンA。次のうち最も多く含まれている食材はどれだと思う?(100g中)
□豚レバー
□鶏レバー
□アンコウの肝
□ウナギの肝
「鶏レバー」です
ビタミンAは動物性食品の内臓に多く含まれます。上記の食材100g当たりのビタミンAは、「豚レバー」13000μg、「鶏レバー」14000μg、「アンコウの肝」8300μg、「ウナギの肝」4400μgと非常に豊富(ちなみに「牛レバー」にも1100μgほど含まれます)。動物性食品に含まれるビタミンAは、野菜に含まれるものよりも、とても吸収がいいのですが、1日のビタミンAの摂取基準は成人女性で650~700μgほどであり、上記の食材を一度にたくさん食べると、かえって過剰摂取になってしまいます。その点には注意が必要です。
骨の成長などに関係の深いビタミンD。次のうち多く含まれている食材はどれ?
□穀類
□肉類
□魚類
□海藻類
「魚類」です
ビタミンDを意識して摂取しようと、日々思っている方は少ないかもしれません。じつはビタミンDは骨の形成に関わりが深く、骨の材料となるカルシウムやリンが充分にあったとしても、ビタミンDが不足すると満足な骨はできません。魚類、特に青背魚に豊富に含まれ、そのほか卵黄や乳製品、きのこ類にも多く含まれています。脂溶性のビタミンなので、動物性食品のほうが効率よく吸収されますが、きのこ類なども油と組み合わせることで、吸収率がアップします。
強い抗酸化力を持つビタミンE。このビタミンがほとんど含まれていない食材は次のうちどれ?
□アーモンド
□赤パプリカ
□ゆでタコ
□じゃがいも
「じゃがいも」です
上記の食材に含まれるビタミンEの量は、「アーモンド」30mg、「赤パプリカ」4.3mg、「ゆでタコ」1.9mg、「じゃがいも」微量。ビタミンEは活性酸素から体を守り、老化・生活習慣病を予防する効果が高いことで知られています。ビタミンEはサーモンやウナギをはじめ、タコやすじこなどの魚介類や、アーモンドやくるみの種実類、かぼちゃやアボカドなどにも豊富に含まれます。いも類にはあまり多く含まれておらず、じゃがいもに含まれるビタミンEは、0gに限りなく近い微量程度です。
ビタミンEをじょうずに摂取するのに関係の深い栄養素は、次のうちどれ?
□炭水化物
□たんぱく質
□ビタミンC
□マグネシウム
「ビタミンC」です
ビタミンEには抗酸化作用があり、体の中で悪い影響を及ぼす過酸化脂質の働きを弱めててくれます。ところが過酸化脂質がたくさんできると、ビタミンEの抗酸化作用が追いついていきません。そこで、ビタミンEと一緒にとってほしいものが「ビタミンC」です。ビタミンCには独自の抗酸化作用がありますが、ビタミンEの作用を高める効果も高いです。また、β-カロテンやビタミンB2、セレンなどもそれぞれ抗酸化力を持っているので、合わせてとると、より高い抗酸化作用が期待できます。