気づけば5月も下旬。蒸し蒸しした季節が近づいてきました。湿度が上がる時期から暑い季節にかけて、保存がきき、しっかりとした味つけで気分もしゃきっとさせてくれる漬物は、大活躍しますよね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「漬物」。まずは梅干しの問題からスタートです!
Contents 目次
問題
梅干しを赤く漬ける場合に使うのは、次のうちどれ?
□酢
□しょうが
□しそ
□くちなしの実
「しそ」です
もうすぐ、梅干しを漬ける時期になってきました。梅の季節に一番早く出回るのは小梅です。そのあとは、梅酒や梅シロップに向いている青梅が出てきて、6月中旬ぐらいから、梅干しに向いている完熟梅が出てきます。梅干しを赤く色づける場合は、6月下旬あたりから出回る赤じそを使用します。梅と一緒に漬け込むことで、キレイな真っ赤な梅干しを作ることができます。
「ラーパーツァイ」とは、何を使って作る漬けもののことだと思う?
□大根
□かぶ
□きゅうり
□白菜
「白菜」です
「ラーパーツァイ」とは白菜を使った、甘酢っぱくて辛い中国の四川の漬け物です。砂糖や酢を使った甘酢に、しょうがやごま油で風味づけをして、中国の山椒=花椒(ホワジャオ)を使用することで、少ししびれるような風味や味わいがあります。冬の時期のほうが、白菜の旬のおいしさを味わうことができます。
韓国料理の漬けものの代表「キムチ」。では、「ムルキムチ」とは、次のうちどれのこと?
□きゅうりを使用した漬けもの
□水キムチのこと
□大根を使用した漬けもの
□熟成していない浅漬けのもの
「水キムチのこと」です
韓国では、キムチは各家庭で漬けられているほど、国民食であり、種類もたくさんあります。「ムル」=とは「水」を意味しており、「水キムチ」のことを言います。使用する材料に決まりはなく、一般的には白菜や大根、ねぎなどをさっぱりとした甘みと塩気のある 漬け汁に漬け込みます。辛みがない、汁ごと楽しむキムチで、これからの暑い時期には冷たくしていただくと夏バテ防止にもなります。
漬物を作るときに行う作業のひとつ、「雷干し」とはどんな干し方のこと?
□細くせん切りにして干すこと
□ひと晩、塩漬けにしてから干すこと
□にんにくで風味漬けをしてから干すこと
□らせん状に切ってから干すこと
「らせん状に切ってから干すこと」です
「雷干し」とは漬物を作るときに行う作業のひとつです。夏が近づいてくる時期に食べごろになる「白うり」や、きゅうりなど、棒状の野菜を使用することが多く、まず、中心部分に菜箸などの棒状のものを指し、まな板に横に置きます。材料を回しながら、らせん状に切っていき、切り終わったら菜箸をはずして塩水につけます。それから干していきます。干した様子が雷神の太鼓に似ているところから、この名前がついたようです。
「ザワークラウト」という漬けものは、どこの国の伝統食?
□アメリカ
□イギリス
□ドイツ
□スペイン
「ドイツ」です
「ザワークラウト」は酸っぱいキャベツという意味。塩漬けしたキャベツを乳酸発酵させて作る漬けもので、ドイツの伝統食です。さっぱりとした味わいは、こってりした肉料理やソーセージなどとよく合います。もちろん、そのまま食べるのもよし、スープに入れたり、炒めものに使用しても、また違った味わいを楽しめます。