かさ増しもできるしお財布にもやさしい「もやし」。もやしや豆苗といった発芽野菜を食卓にとり入れる人も多いのではないでしょうか。では、豆にはなくて、もやしにはある栄養素って、何だと思う? 豆苗を再収穫するときには、どこの部分をカットする? 今回の“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、テーマは「発芽野菜」です!
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問題
「豆苗」を購入して、再収穫をする場合、どの部分をカットするのがよいと思う?
□根の部分を少し残してカット
□豆の部分を残すようにしてカット
□根から3~4cm上をカット
□葉の下1cmほどをカット
答えは………
「根から3~4cm上をカット」です
豆苗を購入したら、カットして根の部分を水に浸けて、再度収穫する方もいるかと思います。 どのあたりをカットするかによって、成長度合いが変わってきます。根と豆の3~4cmほど上あたりに、小さな芽=わき芽があります。この部分を切り落とさないように、わき芽の少し上部分を切るのがよいです。そうすることで、わき芽から成長して伸びていきますので、2回ぐらいの収穫は楽しめるかと思います。
「スプラウト」を自宅で育てる場合の栽培適温は、どのぐらいだと思う?
□2~4℃
□8~10℃
□12~16℃
□20~25℃
「20~25℃」です
スーパーなどでもいろいろな種類の「スプラウト」を購入することができますが、自宅で育てるのもまた楽しいです。種はスプラウト専用の無消毒種子を用意して、容器に湿らせたキッチンペーパーなどを敷きます。重ならないように種をまき、アルミホイルなどで遮光をして、密封しないように小さな穴を開けます。常に湿った状態を保ちながら、常温(20~25℃)で栽培すると、7~10日間程度で収穫できます。
「スプラウト」と「スーパースプラウト」について説明したものとして、間違っているものは次のうちどれ?
□発芽した日数が違う
□生食用か加熱用かが違う
□栄養価が違う
□どちらも賞味期限は特にない
「生食用か加熱用かが違う」です
「スプラウト」とは、発芽して1週間ほど成長した新芽のことをさしますが、ブロッコリースプラウトには、「スーパースプラウト」というものがあり、これは、発芽後3日目のスプラウトを指します。ブロッコリースーパースプラウトには、抗酸化作用を持つ、「スルフォラファン」という成分が、ブロッコリーの20倍ほどあると言われています。「スプラウト」も「スーパースプラウト」も、どちらも生で食べるのがおすすめですが、加熱をしても食べることはできます。賞味期限や消費期限は特に決められていないものの、生鮮食品ですので、冷蔵保存で2~3日を目安に食べるのがいいでしょう。
「もやし」の種類と種子との関係で、間違っているものは、次のうちどれ?
□ブラックマッペもやし・・・けつるあずき
□大豆もやし・・・大豆
□緑豆もやし・・・青大豆
□アルファルファ・・・牧草の種子
「緑豆もやし・・・青大豆」です
「もやし」とは、植物名ではなく、豆・米・麦・野菜の種子を水にひたし、日光を遮断して発芽させた若芽の名称です。「ブラックマッペもやし」は、黒い豆の「けつるあずき」から。「大豆もやし」は、大豆から作り、「アルファルファ」とは、「むらさきうまごやし」という、牧草に使用される種子からできています。「緑豆もやし」は、青大豆ではなく、緑豆というマメ科の植物で、「やえなり」と言われている豆の若芽です。
豆から発芽させてできる「もやし」について、豆にはなくて「もやし」に含まれている栄養素は、次のうちどれ?
□ビタミンC
□ビタミンE
□亜鉛
□鉄
「ビタミンC」です
豆にはビタミンCはほとんど含まれていませんが、豆から発芽させてできる「もやし」には含まれています。これは発芽することにより、ビタミンCが含まれるようになるからです。なお、発芽によって、消化酵素のアミラーゼも生成されます。アミラーゼは胃腸の機能を調え、食欲不振を解消してくれる効果がありますので、これからの暑い時期の夏バテ防止などに役立ちます。