クイニー・アマン、マドレーヌ、カヌレなど、フランスにはいろいろと魅力的なお菓子がありますね。ザクザクした食感が魅力のクイニー・アマンはどこ地方のお菓子? 「カヌレ」とはどんな意味だと思う? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回はダイエットには役に立たないかもしれない……ほどおいしそうな、フランスの地方菓子がたくさん登場します!
Contents 目次
問題1 「クイニー・アマン」というお菓子は、フランスのどの地方のお菓子だと思う?
□アルザス地方
□ブルゴーニュ地方
□バスク地方
□ブルターニュ地方
「ブルターニュ地方」です
「クイニー・アマン」はフランスのブルターニュ地方のお菓子です。砂糖とバターをたっぷりと織り込んだ生地で、ザクザクっとした食感が特徴です。この名前は、ブルターニュで使われてきたブルトン語で、「クイニー」=「お菓子」、「アマン」=「バター」を指します。最初は、パン屋さんが発祥で、失敗した生地をそのまま伸ばして、織って……をくり返し、バターとなじませて焼いたことから、でき上がったお菓子と言われています。
問題2 フランス・アルザス地方で有名なお菓子で、レーズンなどを入れて発酵して作るものは、次のうちどれ?
□ファー・ブルトン
□クグロフ
□パン・デピス
□ガレット
「クグロフ」です
アルザス地方で、とても有名なお菓子のひとつである「クグロフ」。アルザスの「クグロフ」は、発酵生地で作るのが特徴です。かつては酵母にビールが使われ、アルザスでもビール酵母で発酵をしていたとのこと。今ではブリオッシュ生地にレーズンを入れて上にアーモンドを添えていることが多いのですが、最も特徴的なのはクグロフ型と呼ばれる型で焼くことです。特に陶器のクグロフ型で焼くと熱が均一にゆっくりと入るため、ふんわりと風味豊かに仕上がるそうです。
問題3 最近は日本でも見かけることの多い、「ルバーブ」は何科の植物?
□キク科
□シソ科
□イネ科
□タデ科
「タデ科」です
フランスのアルザス地方でポピュラーな存在である「ルバーブ」は、初夏から夏にかけて、フランスのアルザス地方でよく目にする植物。最近では日本でも見かけることが多くなってきました。キク科のフキに似ているものの、タデ科の仲間で、日本名では、食用大黄(ショクヨウダイオウ)と言います。酸味やえぐみが強いので、甘く煮たジャムやタルトなどが一般的かと思います。
問題4 「カヌレ」というお菓子があります。この「カヌレ」の意味は、次のうちどれ?
□小さい
□溝をつける
□黒い
□蜜ろう
「溝をつける」という意味です
フランスの伝統菓子のひとつである、「カヌレ・ド・ボルドー」は、お菓子屋さんでもパン屋さんでも見かけることがあるかと思います。表面は、焦がしてしまったのかと思わせるほど黒く、小さい溝のついたギザギザとした模様をしていて、中は、ねっとりとしたカスタードクリームのような味わいです。「カヌレ」を直訳すると、溝をつける、切れ込みを入れるなどの意味があります。この溝のついた焼き型の内側に「蜜ろう」をぬることで、美しい焼き色とツヤが出てカリッとした食感に仕上がります。
問題5 焼き菓子である、「マドレーヌ」に関して、間違っているものは、次のうちどれ?
□ 焼き上がりは表面が平らになる
□ ロレーヌ地方の代表菓子
□ 型には、しっかりバターや粉をふっておく
□ 貝殻型で焼く
マドレーヌの焼き上がりにはデコボコがあります
フランス・ロレーヌ地方の伝統的なお菓子「マドレーヌ」は、世界的に有名なお菓子のひとつで、家庭でも手軽に挑戦できる焼き菓子です。下準備として、型に薄くバターを塗って小麦粉をまんべんなくふり、しっかり冷やしておきます。こうすることで、型からとり出しやすくなります。また、貝殻の形が特徴です。焼き上がりの目安は、生地の中心部分に、プクっとしたこぶ状の「マドレーヌのヘソ」ができること。なので、クイズの答えとしては「焼き上がりは表面が平らになる」という選択肢が誤りです。