寒天は、低カロなうえに、食物繊維がたっぷり。その量は100gあたり約74gもあると言われており、あらゆる食品の中でもトップクラスです。さらに、水溶性と不溶性の2種類の食物繊維を含んでいるため、便秘を改善し、腸内で糖質や脂質の吸収をゆるやかにする働きを持っています。
つまり、超優秀なダイエット食材だということ! 今回は、ダイエッターのみなさんでも安心して食べられる、寒天を使ったおやつレシピをご紹介します。
Contents 目次
寒天でやせる5つのルール
寒天はどのように食べるのが正解なのでしょうか?
まずは、押さえておきたい基本ルールを確認しておきましょう。
<ルール1>寒天は1日に6gを目安にとる
食物繊維の1日の摂取目標量は17g以上(「日本人の食事摂取基準」・成人女性)。これに対し、食物繊維の1日の平均摂取量は約12g(30~39歳女性)で、1日5gが不足。粉寒天を小さじ3(6g)とればカバー可能! 一度にまとめてとらず、1回につき2gを目安に、1日3回に分けてとって。ただし、食物繊維の摂取量を寒天ばかりに頼らないようにしましょう。
<ルール2>朝・昼・夜の3回、食事の10分前にとる
寒天でダイエット効果を得るには、食前の摂取が最適。寒天が胃の中に入ると水分を吸収。食事をしてから10分くらいでお腹が満たされ、食べすぎを防げます。便を適度なやわらかさにし、スムーズな便通を促すためには、寒天とたっぷりの水を一緒にとるようにしましょう。
<ルール3>間食にとる
高カロリーなスナック菓子や洋菓子をヘルシーな寒天おやつにチェンジ。牛乳や野菜、フルーツジュースなどに寒天を煮溶かして固めれば、食べごたえのある低カロおやつに。
<ルール4>食事中にとる
粉寒天を加えてごはんを炊いたり、おかずの具に糸寒天や角寒天を使って食事に取り入れるのも◎。食物繊維の働きで糖質や脂質の吸収が抑えられ、血糖値の上昇がゆるやかに。
<ルール5>夜食の代わりにとる
夕食後にお腹が空いたら、高カロな甘いものより、低カロな寒天ドリンクやゼリーでお腹を満たすのが得策。就寝中に腸のぜん動運動が活発になり、朝の気持ちいいお通じに!
ここからは、間食や夜食にぴったりな寒天おやつのレシピをご紹介します。
それではさっそく、つくり方を見てみましょう。