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おすすめ4 鉄で脂肪を撃退! 小松菜と豚肉の炒めもの+ひじきの煮もの
「鉄」=貧血予防と思いがちですが、実はダイエットにも欠かせない大切なミネラル。体内で脂肪を分解する酵素「リパーゼ」が活発に働くためには、酸素が必要不可欠ですが、その酸素を運ぶ赤血球のヘモグロビンの構成成分が「鉄」なのです。特に、毎月の月経で血液が失われる女性は、「鉄」が不足しがちなので、賢く補給することがダイエットにも役立ちます。
そこで、ランチなどで大いに利用したいのがひじきの煮もの。ただ、ひじきに含まれる非ヘム鉄は、レバーなどに含まれるヘム鉄に比べ、吸収率が劣るので、吸収率を高めるビタミンCや動物性たんぱく質を含む主菜と一緒にとるようにしましょう。小松菜と豚肉の炒めものなどと組み合わせてはいかが?
おすすめ5 食物繊維で脂質の吸収を抑制! とんかつ+キャベツ
どうしても揚げものが食べたい。そんなときはとんかつを選びましょう。特に、ひれ肉を選べば、低脂肪、高たんぱくで、糖質の代謝に働くビタミンB1も豊富です。つけ合わせのキャベツから食べることで、食物繊維が食後の血糖値の上昇を緩やかにしたり、血中コレステロール値を抑えてくれます。おかわり自由のサービスがあるなら、たっぷりとりたいですね。
また、豚肉のビタミンB群とキャベツのビタミンCで美肌効果もバッチリです。
おすすめ6 一品でよいバランス! ゴーヤチャンプルー
ビタミンCや食物繊維が豊富なゴーヤを使ったチャンプルーは、これからのシーズン、積極的に選びたいメニューのひとつ。ゴーヤに含まれるビタミンCは熱に強いため、炒めても壊れずしっかり補給できるのがいいところ。
また、ビタミンCには、たんぱく質の利用率を上げる働きがあり、豚肉、豆腐、卵というたんぱく質食材との相性もぴったりなのです。夏に向けて筋肉をつけ、引き締まったボディをつくりたい、そんな人に特におすすめです。
おすすめ7 デトックスに! とろろいも+麦めし
食べすぎた、飲みすぎたという翌日のランチにおすすめなのが、麦とろ。「水溶性」と「不溶性」の食物繊維がバランスよく含まれる麦めしと、食物繊維と同じように働く「難消化性でんぷん」が含まれる山いもの、最強のデトックスコンビです。便通をよくするのはもちろん、食べ物の消化吸収の速度を緩やかにし、食後の血糖値の急激な上昇や血中コレステロール値を抑えるなど、やせやすい体へと戻してくれます。また、麦めしには、「アラビノキシラン」という注目の抗酸化成分も含まれ、アンチエイジング効果も期待できそう。山いもは消化酵素も豊富で、胃腸にやさしいのもうれしいですね。
目的に合わせて、食べ合わせを実践! 健康的に太りにくい体づくりを行っていきましょう。
麻生先生の食べ合わせルールをもっと詳しく知りたい人は
取材・文/野上郁子<オフィスhana>