フランスの家庭料理「ラタトゥイユ」は、野菜のおいしさは味わえるけれど、味が単調で飽きてしまうことも。そこで、料理研究会の高城順子先生にプラスすることでおいしくなる調味料と、メインディッシュにもなるアレンジレシピを教えていただきました。
Contents 目次
基本のラタトゥイユに「これ」をちょい足し
ラタトゥイユをさらにおいしくするコツは、うまみ成分の多い調味料や食材を加えることです。
《ちょい足し調味料》
味噌、塩こうじ、醤油こうじ(いずれも大さじ1程度)を、トマトソースと同じタイミングで入れます。
このほか、オイスターソースでも、うまみとコクがプラスされます。また、はちみつを大さじ1/2~1ほど隠し味として入れることで、甘みが増し、子どもも食べやすい味になります(※)。辛みをプラスしたいときは、豆板醤を入れると大人向けの風味となりおすすめです。
※注意:はちみつを入れた場合、満1歳未満の乳児には食べさせないでください。
《ちょい足し食材》
基本のラタトゥイユにソーセージやベーコンを入れると、風味やコクが追加されて食べ応えのあるラタトゥイユになり、タンパク質などの栄養も摂ることができます。
ラタトゥイユのちょい足しアレンジレシピ
ちょっと足すことで、ボリュームアップにもなり飽きずに食べられる、おすすめアレンジレシピをご紹介します。
ラタトゥイユのチーズ焼き
ラタトゥイユにチーズをのせて焼いただけの、簡単アレンジレシピです。
材料(2人分)
- ラタトゥイユ:基本のラタトゥイユで作った分量の半量
- ピザ用チーズ:20~30g
作り方
- 耐熱容器にラタトゥイユを入れる。
- 1の上にチーズをのせ、オーブントースターでチーズが溶けるまで7~8分くらい焼く。
(グリルやオーブンでも可能。その場合はチーズの溶け具合を見ながら焼きましょう)
パンおじや
カリカリ食感のフランスパンをラタトゥイユに入れて食べる、洋風おじやです。
材料(2人分)
- ラタトゥイユ:基本のラタトゥイユで作った分量の半量
- バゲット:10cm
- 水:300ml
- ブイヨン(顆粒):小さじ1/2
- パセリのみじん切り:少々
作り方
- バゲットは1~1.5cm幅に切り、さらに2つに切る。
- 鍋にラタトゥイユと、水、ブイヨンを入れ、中火にかけ、沸騰したら1を入れて、混ぜながら1~2分煮る。
- 2を器に盛り、パセリのみじん切りを散らす。
ラタトゥイユのぶっかけうどん
茹でたうどんにラタトゥイユをかけるだけの、簡単レシピです。
材料(2人分)
- ラタトゥイユ:基本のラタトゥイユで作った分量の半量
- うどん:2玉
- 温泉卵:2個
- 小ネギ(小口切り):お好みで
作り方
- 茹でて水でしめたうどんに、ラタトゥイユをかける。
- 1に温泉卵と、お好みで小ねぎの小口切りをのせる。
ほかにも、ソテーした肉や魚のソースにする、バターライスやパスタにかける、豆腐にかけて洋風冷や奴になどにしてもおいしいラタトゥイユ。いろいろアレンジしてみましょう。