夏から秋にかけて旬を迎える桃。甘くておいしいだけでなく、じつは食物繊維やカリウムも含まれているすぐれもの。夏バテしやすい季節にこそ楽しみたい果物なのです。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「桃」。桃の追熟の仕方なども、クイズで知ることができますよ!
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問題1 「桃」の発祥の国は、次のうちどこ?
□アメリカ
□オーストラリア
□インド
□中国
「中国」です
「桃」の発祥の国は、中国と言われています。日本では、全国の遺跡から種が発見されていることから、弥生時代には、食べられていたと考えられています。現在の日本では、岡山、山梨、福島、長野県などで主に栽培されています。桃の旬は夏から秋にかけて。これからおいしくなってくる時期ですね!
問題2 「桃」の品種でないものは、次のうちどれ?
□あかつき
□とき
□白鳳
□なつっこ
「とき」はりんごの品種名です
「桃」の品種をいくつ知っていますか? 日本では、100種類以上の品種が栽培されていると言われています。「白鳳」という品種は、よく耳にするのではないでしょうか。日本の桃の代表的な品種で、果実は少し大きめで果肉はやわらかく、酸味は控えめで、甘みがあるのが特徴です。「あかつき」は、「白桃」と「白鳳」を交配して作られた品種で、「なつっこ」は、「あかつき」と「川中島白桃」の、かけ合わせです。「とき」はりんごの品種になります。
問題3 「桃」には食物繊維が含まれます。桃に含まれる食物繊維は次のうちどれ?
□セルロース
□キチン
□ペクチン
□グルコマンナン
「ペクチン」です
上記は、すべて食物繊維の種類ですが、桃には「ペクチン」という水溶性の食物繊維が 多く含まれています。「ペクチン」は便秘予防にも役立つほか、コレステロールを減らし、動脈硬化や高血圧を予防する働きもあります。桃にはそのほか、カリウムなども含まれています。カリウムが不足すると夏バテしやすくなりますので、桃を冷たくしていただきながら、暑い夏を乗り越えたいです。
なお、「セルロース」は大豆やごぼうなどに含まれている不溶性(水に溶けない)食物繊維、「キチン」は甲殻類やきのこなどに含まれている不溶性食物繊維、「グルコマンナン」はこんにゃくに含まれる水溶性食物繊維です。
問題4 桃の仲間の「ネクタリン」の特徴として、あてはまらないものは、次のうちどれ?
□甘味が強く酸味が弱い
□表面のうぶ毛がない
□表面の皮が赤色をしている
□果肉はしっかりとしている
「甘味が強く酸味が弱い」というのは、ネクタリンの特徴ではありません
「ネクタリン」は桃の仲間ですが、通常の桃とは別の形状をしています。表面は、うぶ毛がなくツルンとした状態で、赤い色で、大きさは小ぶりです。味も甘味よりも酸味を感じる味わいです。生のまま食べられるのはもちろんですが、冷凍して半解凍ぐらいで食べるとシャリシャリとした食感でおいしいですよ。酸味が強いので、砂糖を加えてジャムにしたり、タルトに敷きつめて焼いたりして食べると甘味が際立ち、また違う味わいを楽しめます。
問題5 「桃」が未熟でかたいとき、熟させる方法としてよいものは、次のうちどれ?
□1時間ほど冷凍してから冷蔵
□新聞紙に包んで冷蔵保存
□新聞紙に包んで常温保存
□ビニール袋に入れて常温保存
「新聞紙に包んで常温保存」が正解です
「桃」は、かたい状態で収穫をされて発送されることが一般的です。ですので、購入したり頂いたときには、まだ食べ頃ではないことがあります。その場合、追熟をしてほどよい状態にしてから食べるのがおすすめです。まず、冷たくしてしまうと、追熟が止まってしまいます。新聞紙にやさしく包み、できれば常温の涼しい場所で保存をしましょう。上部のヘタの周りが少しやわらかくなったら食べ頃です。うまく追熟したら冷蔵庫で冷やすとおいしくいただけます。