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A無理に食べずに空腹になるまで待つ
バッドチョイス
これを続けると“夏バテやせ”になってしまいます。夏バテでやせても秋に体重が戻るので、よいことはありません。食欲がないから食べずにいようと思わず食欲が出る工夫をし、朝昼晩欠食しないことが大事です。欠食すると必要な栄養素が不足することにつながり、疲労感やだるさが回復しません。少ない量でもいいので、ビタミンやミネラル、たんぱく質を含む食材をとるようにしましょう。食欲を出すためには、レモン、梅干し、しょうが、みょうがなど、香味野菜や酸味を活用するのがおすすめです。そうめん、リゾット、スープなどに、薬味、卵を足したりして、ひと口でもよいので口に入れましょう。
Bスポーツドリンクをとる
バッドチョイス
スポーツドリンクを飲む必要があるのは、昼間、暑い中、屋外で仕事をしている人や激しい運動をしている人のみ。その場合でもとりすぎに注意が必要です。一方、オフィスワーカーやそんなに汗をかかない人がスポーツドリンクをとると、糖分過多になりがち。この場合の水分補給は麦茶や水でよいでしょう。喉が乾いたからといってスポーツドリンクばかり飲んでいると、血糖値が乱高下をくり返すため、太りやすく、疲れやすくなるだけでなく、血管を傷つける可能性もあり危険です。
C食べられるものを食べる(たんぱく質)
ナイスチョイス!
食欲がないときは、疲労回復効果の高い食材を食べるようにします。その働きが高いのは、たんぱく質食材です。特に、糖質をエネルギーに変えるのに欠かせないビタミンB1を豊富に含むうなぎ、豚肉、レバー、大豆などがおすすめ。香気成分であるアリシンを含む玉ねぎ、ねぎ、ニラと一緒に調理すると、ビタミンB1の吸収率がアップして、より効果的です。
D食べられるものを食べる(ビタミン類)
ナイスチョイス!
食欲がないときでも、ビタミン類はとるように心がけましょう。おすすめは、なす、きゅうり、トマト、かぼちゃなどの夏野菜。ビタミン、ミネラル類を豊富に含み、水分が多いので、夏、汗で失われがちな水分も補ってくれます。特に色の濃い野菜を食べるようにしましょう。
取材・文/野上郁子 イラスト/たなかのりこ