海外でもアップサイクル素材として注目されている「おから」。スーパーでもいろいろな種類のおから商品を見かけます。そんな中、味も個性もまったく異なっていて、「おから」の素材力を改めて感じた2つのお菓子を見つけたので、ご紹介します!
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正直、おからは「卯の花」を常備菜にしておくくらい好きなので、あえておやつに食べなくても…と思わなくもないけれど、だからこそ、と言うべきか、お菓子のパッケージに「おから」の文字を見つけると、どうも試してみたくなってしまいます。
以前、オンライン座談会で「みんなのたんぱくフード」をうかがったときに出てきた「きらず揚げ」(おとうふ工房いしかわ)も、もちろん愛用しています!
今回見つけた「おからえびせん」(岡田屋製菓)は、「へえ~、おからで作ったえびせんなんだー。もう、名前を見ただけでダブルたんぱく」と思いながら手にとったのですが、味はまさに「えび満月」で、おから感ゼロ。
いえ、おからのお菓子って、“おからおから”していないことが特徴みたいなところがあり、だからおから感ゼロはおからえびせんに限ったことではないのですが、あえて通常のお菓子と比べるならば、小麦粉を使った一般的な「えび満月」よりは塩からさがとんがっておらず(塩分量の違いかもしれないけれど)、馬鈴薯、えび、おから、あおさの素材の甘みなのか、全体的にやさしい味わい。だからと言ってお砂糖をしっかり使った甘いお菓子というわけではないので、「スナックのような軽い食感が好きだけれど、ジャンキーなしょっぱさや油っぽさは求めていない」「わりと薄味が好きだけど、素材の味は味わいたい」という人にはぴったりだと思います。
もうひとつ、思わずパッケージ買いしてしまったのが、「おからだ だいずに」(中野製菓)。
冗談みたいな名前のこの商品は、「きらず揚げ」と同様、小麦粉とおからで生地を作っているお菓子です。小ぶりですが少し厚めの油菓子で、かめばかむほど味わい深く、かんだときの音が大きいのがポイント。粒として感じられる塩味と黒ごまの風味がどことなく懐かしさを感じさせます。「これ、どっかで食べたことがある気がするんだけど、なんだっけ」と言いながら、手が止まらない…カロリーは高めなので、要注意!
「おからえびせん」と「おからだ だいずに」は味も食感もまったく違います。以前FYTTEでもご紹介した『低糖質の焼き菓子』の「おからマフィン」もまた、全然異なる味わいでしたし(私は小さめのパウンドケーキ型でまとめて焼きました)、もちろん、卯の花など、お惣菜の材料としてもすぐれている…改めて「おから」ってすごいですねー!(編集 まりりん)
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