ビールがおいしい季節。みんなで楽しく飲んでいると、おつまみをついつい食べ過ぎて翌日後悔、ということにもなりかねません。けれど、おつまみを頼む際のちょっとしたコツをおさえておけば、無理なく居酒屋でもダイエットが可能です。カロリーを気にしすぎるよりも、太りにくくする栄養素の組み合わせを考えるのがポイントです。
Contents 目次
居酒屋では野菜とたんぱく質メニューをチョイス!
居酒屋でおつまみを頼むときに押さえておきたいのは、お酒自体が糖質であるということ。飲む量にもよりますが、お酒を飲めば糖質をとったことになるので、シメの炭水化物はなるべくガマンし、おつまみは野菜と肉、魚、豆腐などのたんぱく質ものを中心に選ぶようにしましょう。さらに、ビール、日本酒、ワインなど醸造酒よりも、ウイスキーや焼酎などの蒸留酒をチョイスし、お酒の糖質も減らせば、より効果的です。酎ハイやサワーなどは割る飲料の糖分にも注意しましょう。
それでは、おすすめのおつまみの食べ合わせを紹介しましょう。
おすすめ1 枝豆+カツオのたたき
ビールと枝豆。実はとても理にかなった組み合わせです。なぜなら、枝豆はメチオニンという必須アミノ酸を含み、ビタミンB1、Cとともにアルコールの分解を助け、二日酔い予防に力を発揮するからです。このメチオニン、脂肪燃焼効果が期待できるという報告もあり、ダイエット面でも力を発揮してくれそう。
さらに、注目したい栄養素が葉酸。女性ホルモンのバランスを整える、細胞を再生するなどの働きがあり、女性が積極的にとりたい栄養素です。お酒をよく飲む人は不足しがちになるので、まず、枝豆で補給できるのはいいですね。葉酸の吸収率を高めるビタミンB12を多く含むカツオのたたきなどを一緒にオーダーするとよいでしょう。血合いの多い魚に豊富に含まれるので、定番ものなら、しめさば、ぶりの照り焼きなどでもOKです。
おすすめ2 大根の煮物+きんぴら
居酒屋で早めに頼みたいのが、食物繊維を豊富に含む野菜料理。加熱してあるものなら、量をたっぷりとれるので、大根の煮ものやきんぴらごぼうがおすすめです。これらをまず食べておけば、食後の血糖値の急上昇を防いだり、血中コレステロール値を抑えるなど、食べても太りにくくする方向へ働いてくれます。特に、ごぼうに含まれるイヌリンは水溶性食物繊維の一種で、糖質や脂質の吸収を抑える、体の中で中性脂肪が過剰につくられるのを抑制する、といった効果が認められており、要注目です。揚げものが食べたいな、というときにも、まず、きんぴらをおなかに入れておけば、頼もしく働いてくれそうですね。
おすすめ3 冷奴とかつお節
たんぱく質が豊富で低カロリー。しかも、女性ホルモン様の働きをするイソフラボンが豊富な豆腐は、ダイエッターにとってはとっても頼りになる食品。居酒屋でもずばり、豆腐そのものを味わう冷奴を迷わずオーダーしましょう。
このときのポイントは、トッピングのかつお節もしっかり食べること。実は、かつお節は、不足しがちなカルシウムを豊富に含む、高たんぱく低脂肪な優秀食材なのです。しかも、そのカルシウムの吸収に働くのが、豆腐に含まれるイソフラボンというわけ。ダイエットで骨量が減少した!なんてことにならないように、コツコツと補給しておきましょう!
から揚げが食べたいときに食べ合わせるといいものは?