りんごが旬を迎えました。スーパーには色とりどりのりんごが並んでいますね。ところで、りんご1個のカロリーはどのくらいだと思いますか? りんごの酸味の成分は何から構成されている? りんごの栄養価を知ると、ますますりんごがたくさん食べたくなってしまうかも。もちろん、バランスのいい食生活を送ってくださいね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”今回のテーマは「りんご」です。
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問題 りんご1個(約240g)は、約何kcal?
□83kcal
□134kcal
□187kcal
□203kcal
「134kcal」です
皮つきのりんご100g当たりのカロリーは56kcal。大きさにもよりますが、りんご1個の重量はだいたい200~250gくらいに収まります。1個分で約130kcalと考えると、高カロリーではありませんね。栄養の内容もよく、高血圧予防、コレステロールを下げる効果、便秘予防、疲労改善などが期待できますので、旬の今の時期に積極的に食べたい果物だといえます。
問題2 アメリカ原産のりんごの品種は、次のうちどれ?
□紅玉
□つがる
□トキ
□ふじ
「紅玉」です
小ぶりで鮮やかな赤色が特徴の「紅玉」は、どなたにもなじみのある品種ではないでしょうか。アメリカ原産で、日本には、明治時代に導入されたようです。酸味が強く、アップルパイやジャムなど加熱をして食べるものに向いています。紅玉は、市販品のジュースなどにも広く使われていますが、もちろんそのままでもおいしくいただけます。
問題3 りんごの酸味になる主な成分は、「リンゴ酸」と、次のうちどれ?
□コハク酸
□乳酸
□酢酸
□クエン酸
「クエン酸」です
りんごの酸味の部分の主な成分は、「リンゴ酸」と「クエン酸」です。これらは、せき止めや胃もたれの防止などの効果があります。「コハク酸」は主に貝類などに含まれる、うま味成分です。「乳酸」は、糖を分解して体を動かすエネルギーを作る際にできる生成物です。また酢酸は、酢の主成分とされる有機化合物です。
問題4 「りんご」や柑橘類を原料としている製菓材料は、次のうちどれ?
□ゼラチン
□寒天
□アガー
□ペクチン
「ペクチン」です
上記のものは、すべて凝固材料として、トロミをつけたり固めたりするための製菓材料です。その中でも「ペクチン」は、りんごの皮や柑橘類から抽出した原料で作られていることが多く、ジャムを作るときなどに使用します。たとえば、りんごの皮をむいて実だけを使用して手作りのりんごジャムを作る場合、皮をペクチンと一緒に煮ることで、皮に含まれたペクチン質がジャムにトロミをつけるのを助けてくれます。
問題5 「りんご」を使った「シュトゥルーデル」という、お菓子があります。これはどんなお菓子だと思う?
□丸ごとのりんごにバターとシナモンシュガーをのせて焼き上げたお菓子
□薄い生地の中に、刻んだりんごを巻き込んで焼き上げたお菓子
□煮込んだりんごを冷凍して、カットしてアイスケーキのような仕上がりのお菓子
□生のりんごをすりおろして、生地に混ぜ込んだクッキーのこと
「薄い生地の中に、刻んだりんごを巻き込んで焼き上げたお菓子」です
「シュトゥルーデル」というお菓子を食べたことがありますか?これは、オーストリアで生まれた焼き菓子の仲間です。一般的なタルトやパイのような形でなく、かなり薄く薄く広げたパイ生地に細かく刻んだりんごやレーズンを渦巻き状に巻き込み、大きいまま焼き上げ、カットしていただくケーキです。カットするとりんごなど中の具材が見える仕様になっています。焼きたての熱いシュトゥルーデルにアイスを添えたりしていただくのもおいしいです。