シャキシャキとした食感が魅力の水菜。古くから京都でつくられており、「京菜」や「壬生菜(みぶな)」も、水菜の一種です。鍋ものだけでなく、アクが少ないためサラダなどの生食でも人気が高まっています。
Contents 目次
栄養素
・たんぱく質
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
・鉄
・亜鉛
・銅
・ビタミンA
・ビタミンE
・ビタミンK
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ナイアシン
・ビタミンB6
・葉酸
・パントテン酸
・ビオチン
・ビタミンC
・食物繊維 など
栄養素のポイント
可食部100gあたり1300μgのβ-カロテンを含む、緑黄色野菜です。ビタミンC、Eなどが豊富なのに加え、食物繊維も含んでいます。
旬・産地
水耕栽培のものが一年中出回っていますが、旬は11~翌年2月。
もともとは京都の野菜ですが、現在は茨城県、福岡県が京都府の出荷量を上回っています。
選び方
葉の緑色が鮮やかで、葉先までピンとまっすぐなものを選びましょう。大きすぎず、葉脈がはっきりしているものがおすすめです。茎は太くてみずみずしく、株元が張っているものが良いでしょう。
露地栽培の方が風味豊か
水耕栽培より露地栽培のものの方が、味が濃く、風味も強いのが特徴。茎はしっかりしていて、全体的に量感もあります。
保存方法・期間
水菜をおいしく保存するコツ
食べやすい長さに切って、水に1~2分さらします。ざるに上げて水気を拭き取ったら、キッチンペーパーを敷いた容器に入れましょう。上からもキッチンペーパーをかぶせてフタをし、冷蔵庫の冷蔵室へ。キッチンペーパーが濡れてきたら取り替えましょう。10日ほど保存できます。
生のまま冷凍保存もOK
すぐに使い切れない場合は冷凍保存もできます。使いやすい長さに切って冷凍用保存袋に入れましょう。凍ったままスープや炒めものなどに使えます。保存の目安は約1カ月です。
下ごしらえのコツ
洗い方のコツ
根元に土が入り込んでいることがあります。水を張ったボウルの中で、数回かけてしっかりと洗い落としましょう。
サラダなど生で食べる場合は手で分ける
生で使う場合は手で折るように分けましょう。包丁で切るよりも、食感がよくなります。下の写真のように、分ける長さを変えると食感に変化がつきます。
調理のポイント
生食する場合は、手で分けた後に軽く塩もみすると少ししんなりして口当たりがよくなります。
歯ごたえをほどよく残す湯通し
歯ごたえをほどよく残し、色よく仕上げるには、沸騰した湯に根元から入れましょう。やわらかくなったらすぐに葉先を沈め、5秒前後でざるに上げます。急ぐ場合はうちわであおいで手早く冷ましましょう。
シャキシャキとした食感は生でも火を入れても楽しめます。クセがなくみずみずしい風味を新鮮なうちに味わいましょう。