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「焼きのり」「たこ」「卵白」「豆乳」。コレステロールがいちばん低いのは?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
血液検査で悪の代表のように扱われてしまう「コレステロール」。数値が気になっている方も多いのでは? とは言っても、ただ低ければいいというものではなく、体に必要な要素でもあるのです。コレステロールの働きや、コレステロールの少ない食材にはどのようなものがあるかなどを知って、おいしく食事を楽しんでいきたいですね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「コレステロール」です!
Contents 目次
問題1 総コレステロールの基準値は、次のうちどれ?
□110~159mg/dL
□150~219mg/dL
□180~239mg/dL
□200~259mg/dL
「150~219mg/dL」です
健康診断などで、コレステロールの数値を意識したことがあるかと思います。総コレステロール値が高い=血液中のコレステロールの量が多いということです。血中コレステロールが増加し過ぎると、高コレステロール血症、高脂血症、動脈硬化など、さまざまな病気を招くおそれがあります。これらを予防するには、食事の工夫や適度な運動などを生活にとり入れることが大事です。
問題2 コレステロールは体に不可欠なものです。食事から摂取されるのは、全体の約何割だと思う?
□約2割
□約4割
□約6割
□約8割
「約2割」です
コレステロールは体に悪いというイメージが強いかと思いますが、人の体には不可欠で、細胞膜やホルモンなど生体を維持するものの材料となります。体が1日に必要とするコレステロールは、1~2g。そのうちに食事から摂取されるのは約2割で、あとの約8割は、おもに肝臓で合成されます。
問題3 次のうちコレステロールがいちばん低い食材はどれ?
□焼きのり
□たこ
□卵白
□豆乳
「豆乳」です
上記の食材の中で、豆乳はコレステロールはゼロです。他の豆製品全般も、基本的にはコレステロールは含まれていません。ただし、大豆加工品でコレステロールが含まれているものも若干はあるかと思います。焼きのりには含まれていますが、普段食べる量では、あまり気にしなくてよいでしょう。卵にはコレステロールが含まれていますが、ほとんどが卵黄に含まれており、卵白にはほとんど含まれていません。たこにはコレステロールが含まれているものの、コレステロールを分解して体外に排出する働きをもつアミノ酸の一種、「タウリン」も含まれています。
問題4 悪玉コレステロールと言われるものは、次のうちどれだと思う?
□HDL
□VLDL
□LDL
□カイロミクロン
「LDL」です
コレステロールは、脂質=脂(あぶら)なので、そのままでは血液に溶けません。そこで血液中では「リポたんぱく」という小さい粒子に組み込まれて運ばれます。このリポたんぱくの種類が、上記の4つです。その中で「LDL」は、コレステロールを肝臓から体の各組織に運ぶリポたんぱく。血液中にLDLが多過ぎるということは、余分なコレステロールが体内に出回っていることになるので、「悪玉」と呼ばれるのです。
問題5 問題4の悪玉コレステロールを上昇させにくい食材は、どれだと思う?
□鶏レバー
□鶏手羽先肉
□うなぎ
□さば
「さば」です
油脂類や食材のとり方次第で、LDLコレステロールや中性脂肪は増えたり減ったりします。レバーや鶏の皮の部分、うなぎなどには、コレステロールが多く含まれています。さばにも脂分は多く含まれていますが、魚類の脂分には不飽和脂肪酸が含まれており、これにはコレステロールを減らす効果がありますので、おすすめ食材です。コレステロールが気になる人は、コレステロールの多い食品を控えることも大事ですが、体内でのコレステロール合成を促進する(=食べ過ぎを防止する)ことも大きな効果があると言われています。