「もち麦」は、数ある“食物繊維が豊富な食材”の中でも、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスが秀逸。そのことを知って以来、雑穀が好きなこともあり、白米ともち麦を混ぜた雑穀米を食べています。ところが、お米かもち麦のどちらかが切れてしまったり、自分でブレンドして洗って浸水して…という作業がめんどうくさくなってしまうことも。そんなときの救世主を見つけました!
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今回ご紹介するのは、大麦と玄米がバランスよく配合された「大麦入りブレンド米」(からだシフトシリーズ)。でもこの話をする前に、いったん、私がいつも食べている、おいしいもち麦の話もさせてください。それが「美仁(びじん)」という素敵な名前のもち麦です。
これは青森県で栽培されている大麦です。本来、大麦は温かい地方でよく育つそうなのですが、この「美仁」のもとになっている「はねうまもち」という品種は寒冷地に適したものなのだとか。クセが少なく、もちもち感がほかのもち麦の品種よりも強いのが特徴だそう。
雑穀米って、「私は食べたいのに、家族の反応が…(夫や子どもが苦手で…)」という声を多く聞きます。これがどれだけ切実な問題なのかは、この話題で盛り上がって、このような記事が1本できてしまったほど(笑)。
「FYTTE×学研キッズネット編集部座談会「切実! 子育て家庭のごはん問題」~食事作りをラクにするコツをプロがアドバイス~」
じつは私も何度も主食を雑穀米にしようと試みてきた人間のひとりで、五穀米を炊いては失敗し、アントシアニンが含まれているという紫もち麦と白米をブレンドしては子どもたちのウケが悪く…と試行錯誤してきました。けれどもこの「美仁」は、まさに使われている品種「はねうまもち」の特性が生きてか、白米とのなじみがよく、ブレンドに大成功。というわけで、わが家の定番は、「白米:もち麦(美仁)=4:1」の雑穀ごはんなのです。
ところが、なにしろ1日5合のペースで穀類が減っていくので、お米がきれてしまったり、もち麦がきれてしまったりということが、わりとよく起こります。とくにお米がきれてしまったときは、あたふた…。また、2種類の穀類をブレンドするのがめんどう、洗うのがめんどう、と細かい作業を放り出したくなってしまうこともあります。そんなときの強い味方が「からだシフト」シリーズの、「大麦入りブレンド米」です!
こちらは、うるち精米、大麦、加工玄米(すべて国産)がブレンドされています。100g当たりのカロリーは113kcal、糖質量が24.8g、食物繊維は1.5g。私が調べたところ、白米のご飯100gでは、カロリーは168kcal、糖質量が35.6g、食物繊維は0.3g。なので、白米のご飯に比べるとカロリーと糖質は約7割に、食物繊維は5倍になります。たんぱく質は大麦入りブレンド米が100g当たり2.1gなのに対して、白米のご飯は2.5gと、やや少なくなるものの、総じて優秀なのではないでしょうか。しかも洗米いらず!
袋に書かれている炊き方は炊飯器のみなので、圧力鍋で炊いているわが家では、ひと晩、浸水させたあと、いつものもち麦&白米を炊くときと同じ水の量で炊いてみました。
炊き上がりは、お米の粒が小ぶりで味もあっさりしているので、お米の甘さやもっちりした食感が好きな方には少しもの足りないかもしれません。ところが、わが家では、雑穀に対していちばん拒否反応を示す娘がドはまり。「このお米好きだわー」と何度も(つまり、炊くたびに)言っておりました。
余談ですが、ご飯の中に顔を見つけるのも楽しいひととき。
本格的な冬の到来は、私にとっては本格的な食欲の季節。糖質のことを少し気にかけながら、おいしくご飯を食べていきたいと思います。 (編集まりりん)
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