今回、発酵食品ソムリエ・スーパーフードエキスパートの高木沙織さんに教えてもらったのは、寒い季節に飲みたくなる甘酒のアレンジレシピです。豊富な栄養が疲労回復や免疫力アップにも働いてくれるため、冬の体調管理にもおすすめ!
Contents 目次
寒い季節にほっこり温まる!「甘酒チャイ」の簡単レシピ
こんにちは!
発酵食品ソムリエ・スーパーフードエキスパートの高木沙織です。
今回ご紹介するのは、寒い季節に飲みたくなる“甘酒”のアレンジレシピ。
甘酒といったら、もともとは暑い夏に栄養ドリンクとして飲まれてきた歴史があります。ですが、温めて飲むことで、体の中からポカポカにしてくれるほか、豊富な栄養が疲労回復や免疫力アップにも働いてくれるため、冬の体調管理にもおすすめな飲み物なのです。また、甘酒に、シナモンやしょうがといった温性の食材をプラスすることで、温め効果をさらに高めることもできます!
ここからは、体にうれしいだけでなく、おいしく飲める“甘酒チャイ”の作り方をご紹介していきたいと思います。
電子レンジを使って、簡単に作るレシピはこちら。
<材料 ひとり分>
・甘酒 100ml
・無調整豆乳 100ml
・紅茶ティーバッグ 1包
・シナモンパウダー、カルダモン ひとつまみ
・すりおろしたしょうが 小さじ1/2
スパイス類やしょうがは、お好みで量を調節してみてください。シナモンが好きな人は、シナモンスティックを添えて、香りをグッと立たせてもいいでしょう。
<作り方>
1.甘酒と豆乳を混ぜたら、耐熱容器に移します。600Wの電子レンジで1分30秒~2分ほど加熱しましょう。コクのある甘味をしっかり出したいときは、甘酒を多めに。さっぱりと飲みたいときは、豆乳を多めにしたりと、割り合いを変えて楽しむのも◎。
2.1に紅茶のティーバッグを入れたら、上からフタをして2~3分ほど蒸らします。
3.ティーバッグをとり除き、シナモンパウダー、カルダモン、しょうがを加えてよく混ぜたら、完成。
甘酒のこっくりとした甘さと、スパイスの香り。そこに、しょうがのピリッとした辛みが感じられる甘酒チャイのできあがりです。
末端まで血液を行き渡らせるシナモンと、強力な温め効果を持つしょうがの力で、体はすみずみまでポカポカ。
それと、もうひとつ。
もっと手軽に甘酒の味変をしたい&温活をしたいときは、温めた甘酒にすりおろしたしょうがを少量加えて、シナモンパウダーで味を調える飲み方もおすすめです。しょうがは、チューブタイプのものを使ってもOK。
しょうが甘酒は、カフェインを含んでいないので、夜寝る前にも安心して飲むことができるでしょう。
ツラい冷えにお悩みの人は、甘酒チャイやしょうが甘酒で、おいしく温活をしてみませんか?
■栄養ポイント■
<甘酒>米麹で作られた甘酒の場合
・疲労回復
米麹に含まれるビタミン類には、疲労回復効果が望めます。それと、甘酒に含まれるブドウ糖は、分子が小さく体内に吸収されやすいことからも、すばやくエネルギーに変わるというメリットがあります。
・整腸作用
米麹に含まれる食物繊維や酵素によって生成されるオリゴ糖は、腸内で善玉菌の増殖を助け、腸内環境を整えるために働いてくれます。
・ストレス軽減
甘酒に含まれるアミノ酸の一種・GABA(ギャバ)は、興奮した神経をしずめたり、リラックス効果をもたらしたりしてくれます。
・美肌効果
シミやそばかすの原因となる、メラニン色素を生成する細胞の活性を抑制するコウジ酸や、強い抗酸化作用を持つフェルラ酸が、美容面にも働きかけてくれます。
<シナモン>
生薬名「肉柱(にっけい)」。内臓を温めて、冷えをとる薬効を持ちます。また、末梢血管を修復し、血管の老化を防止する働きにも期待されているのが、シナモン。体のすみずみまで血液を行き渡らせることで、冷えの改善・温めに役立ってくれます。
<しょうが>
しょうがを加熱することで増す“ショウガオール”には、燃焼効果を高めて熱を作りだすほか、血行を促進して、体を温める効果にも期待されています。
*写真は本人によるもの
【所有資格】
発酵食品ソムリエ/ジュニアスーパーフードマイスター/スーパーフードマイスター/スポーツスーパーフードマイスター/雑穀スーパーフードマイスター/トップスーパーフードマイスター/スーパーフードエキスパート/産前産後ヨガインストラクター/筋膜リリースヨガインストラクター/Core Power Yoga CPY/リフレッシュドライヘッドスパ/アロマ空間デザイン