あけましておめでとうございます! お正月には、おもちを食べる機会が増えるのではないでしょうか。おもちは…太る? 糖質を控えている人にとって、「もち」は食べたいけれどガマンしなければならないような、悩ましい食材かもしれませんね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「もち料理」。「もち」の基本的な知識を知ったうえで、楽しく、おいしくお正月を過ごしていきましょう!
Contents 目次
問題1 次の「もち料理」の中で、カロリーがいちばん低いのはどれ?
□もちピザ(もち2個・トマト1/2個・チーズ30g)
□もちの豚肉巻き焼き(もち2個・豚もも肉60g)
□もち入りお好み焼き(もち1個・小麦粉30g・卵1個・マヨネーズ少々)
□もち巾着(もち2個・油揚げ1枚)
「もち入りお好み焼き」です
焼いたり、お雑煮にしたりして食べることの多い「もち」ですが、少しアレンジしてみるのもおすすめです。カロリーとしては、もち1個(50g)=112kcalありますので、上記の料理では、もちを1個使用した「お好み焼き」が約290kcalと最も低く、残り3品は、350kcal前後になります。ただ、お好み焼きに豚肉や天かすなど入れることで、いちばん数値が高くなるということもあり得ます。そんなときは調理で使用する油などを控えると、カロリーダウンにつながりますよ。
問題2 もち2個(100g)分の炭水化物量は、次のうちどれ?
□約20g
□約35g
□約50g
□約65g
「約35g」です
もち2個(100g)分の炭水化物量は、34.6gです。お茶碗1杯分のご飯(150g)の炭水化物量は51.9gなので、ご飯に比べて低い数値となります。ただ「もち」は、お汁粉にしたり、きなこ砂糖やごま砂糖などとからめ、甘くして食べたりすることも多い食材です。そうした場合は炭水化物量もアップします。お正月、いろいろな食べ方で調整しながら楽しみたいですね。
問題3 もち2個(100g)の塩分量は、次のうちどれ?
□0g
□0.3g
□0.5g
□0.8g
「0g」です
基本的には、米が塩分ゼロですので、米を原料としている「もち」も塩分ゼロの食品です。一方、お正月の時期に「もち」とともに食べる機会の多いおせちなどは、たくさんの料理が詰め合わされています。料理の数が多ければ多いほど、塩分の摂取にもつながります。「もち」は塩分がない分、甘じょっぱい味つけと相性がよいと言えますが、おせちなど、おかずで塩分を多くとりがちなときは、もち料理の塩分を意識的に少し抑えると、全体にバランスのとれた内容になるでしょう。
問題4 以下のもち料理で、いちばん多く食物繊維がとれるものは?
□納豆もち(もち2個+納豆1パック)
□きなこもち(もち2個+きなこ大さじ1)
□青のりもち(もち2個+青のり大さじ1)
□ごまもち(もち2個+ごま大さじ1)
「納豆もち」です
上記のもち料理に含まれる食物繊維は、上から3.9g、3.8g、2.6g、2.0g。「もち」自体には食物繊維はさほど含まれておらず、もち1個(50g)=0.3gほどです。そして炭水化物は食べたあと、血糖値が上昇しやすいので、上がり方をゆるやかにしてくれる食物繊維を一緒にとることが大事になります。上記の食材は、食物繊維が豊富に含まれているものばかりですが、数値的には「納豆もち」がいちばん多く、優秀なもち料理です。なお、ごま砂糖をからめた「ごまもち」はいちばん少ない数値ではあるものの、ごまの量を大さじ2に増やせば、「納豆もち」に近い食物繊維をとることができます。
問題5 1月11日は、「鏡開き」です。これに関係が深いものは、次のうちどれ?
□はさみ
□包丁
□小づち
□金づち
「小づち」です
12月になると「鏡もち」をお供えする家も多いのはないでしょうか。鏡もちは年神様のよりしろとされていますが、年が明けて、1月11日には「鏡開き」を行います。スーパーなどで売られているパック詰めされた「鏡もち」は日持ちもよく、開けてもやわらかい状態ですが、本来は、そのままの「もち」を2段に重ねてお供えするため、11日には、乾燥してかたい状態になっていました。そこで鏡開きをする際は、年神様に失礼のないように刃物は使用せず、小づちを使用したそう。お正月飾りに小づちなどがあるのは、ここに由来するようです。