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ごま油、かつお節、納豆、梅干し。組み合わせるとビタミンAの吸収率がよくなるものは?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
寒くて乾燥するこの季節。バランスよく栄養をとることで、風邪などをひかないように注意していきたいですね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「ビタミンA」。ビタミンと言えば、野菜に含まれているものなのでは?と感じているあなた、ぜひクイズに挑戦してみてくださいね。
Contents 目次
問題1 次の動物性食品のうち、ビタミンAの含有量が低いものどれ?(100g当たり)
□銀だら
□いかの塩辛
□うなぎ
□あなご
「いかの塩辛」です
ビタミンAは、動物性食品に多く含まれています。肉類ではレバー、魚介類では肝などに多く含まれ、そのほか、うなぎ、銀だら、いかの中ではホタルイカなどに多く含まれます。上記の食材100g中に含まれるビタミンAは、銀だら=1500μg、いかの塩辛=200μg、うなぎ=2400μg、あなご=500μgです。
問題2 次の植物性食品のうち、ビタミンAの含有量が低いものはどれ?(100g当たり)
□春菊
□かぶの葉
□みかん
□油揚げ
「油揚げ」です
上記の食材100g当たりのビタミンA含有量は、上から380μg、230μg、87μg、0μg。問題1でとり上げた動物性食品に比べると少ないのですが、植物性食品にも、にんじんやかぼちゃなどの野菜、すいかや干しあんずなどの果物にはビタミンAが含まれます。野菜に含まれるビタミンAはβ-カロテンが多く、これらは体内で必要量だけビタミンAに変わり、残りは蓄積されます。大豆製品にはビタミンAは、ほとんど期待ができません。
問題3 野菜の中でも、モロヘイヤにはビタミンAが多く含まれています。次のうち、組み合わせると体内への吸収率がよくなる食材は、どれだと思う?
□ごま油
□かつお節
□納豆
□梅干し
「ごま油」です
モロヘイヤは野菜の中でも優秀食材で栄養豊富です。なかでもβ-カロテンは100g=10000μgも含まれています。問題2でもふれた通り、β-カロテンは体内でビタミンAに変換されますが、動物性食品に含まれるビタミンAに比べて、植物性食品のβ‐カロテンは体内での吸収率が低いのが特徴です。ただし、β-カロテンは油脂類と一緒に摂取することで、吸収率がアップしますので、上記の中では「ごま油」がおすすめです。
問題4 ビタミンの種類は、脂溶性ビタミン・水溶性ビタミンのどちらかになります。ビタミンAと同じ種類のビタミンは、次のうちどれ?
□ビタミンB1
□葉酸
□ビタミンE
□ビタミンC
「ビタミンE」です
ビタミンは全部で13種類あり、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに分けられます。ビタミンAは脂溶性ビタミンの仲間で、ほかにビタミンD・E・Kの4種類があります。これら以外の9種類は水溶性のビタミンです。脂溶性ビタミンは肝臓に蓄積されるので、とり過ぎると過剰症を起こすものもありますが、通常の食生活では心配ありません。ただし、サプリメントを大量に摂取することなどはしないよう注意が必要です。
問題5 次のうち、ビタミンAに期待できる効果とは関係が薄いものはどれ?
□皮膚や粘膜を守る
□筋力を効果的につける
□風邪をひきにくくする
□目の健康を維持する
「筋力を効果的につける」です
ビタミンAは特に、皮膚や粘膜、目の健康を維持するために不可欠な栄養素で、抗酸化力をもっていることも注目されています。皮膚や粘膜が弱い人、目が疲れやすい人、乾燥肌になりやすい人、夜盲症などの症状のある人、風邪をひきやすい人などは、意識してビタミンAが豊富に含まれる食材をとり入れてみることを、おすすめします。