鬼は~外! 福は~うち!と豆をまくたびに、「1年は早いなあ」と実感する今日この頃。節分は立春の前日。新年とはまた違った1年の終わりと始まりを感じる期間でもありますね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「大豆」。豆を煮たときに出てくる、あの泡の正体は……なに? 大豆の知識をクイズでゲット!
Contents 目次
問題1 「節分」には、豆をまく習慣があります。この豆に使われる「いり大豆」を30g食べた場合、何kcalになると思う?
□88kcal
□129kcal
□156kcal
□179kcal
「129kcal」です
大豆は、とても優秀な食材のひとつです。売られている大豆の種類は、さまざまですが、100g当たりのカロリーは、大豆(乾)=402kcal、いり大豆=429kcal、蒸し大豆=186kcal、水煮=124kcalとなります。乾燥の大豆は、ゆでる作業などが必要ですので、ひと手間かかりますが、いり大豆やドライパック、水煮などは手軽に使えますので、いろいろなタイプのものを、そのときどきで使い分けするのがよいかと思います。さて、節分の豆まきで使うことの多い「いり大豆」は30gで129kcal。1粒の重量が0.3~0.4gですので、30粒食べても40~45kcal程度です。
問題2 「大豆」の栄養の特徴をたとえた表現は次のうちどれ?
□畑の肉
□土の王様
□畑の点滴
□土のミルク
「畑の肉」です
アボカドを「森のバター」と言ったり、かきを「海のミルク」と言ったりと、栄養豊富な食材を別の食材に例える表現は、いくつもありますね。その中で「大豆」は、「畑の肉」とたとえられることがあります。アミノ酸のバランスがよく、良質のたんぱく質が豊富に含まれており、動物性の肉類より脂質が少なく、低カロリー。栄養たっぷりなうえにビタミンやミネラルも含まれているところから来たフレーズのようです。
問題3 「大豆」の旬は、次のうちいつ?
□春~夏
□夏~秋
□秋~冬
□冬~春
「秋~冬」です
大豆は、いつでも購入できるため、旬を意識する方は少ないかもしれませんね。地域によって異なることもあるようですが、基本的に大豆の旬は秋~冬。私たちがスーパーなどで購入するものは、寒い時期に収穫した大豆を乾燥し、さらに加工したものとなります。また、その年に収穫されたものは「新豆」と言われます。パッケージなどに書かれていることがありますので、注意して見てみてください。
問題4 乾燥「大豆」をゆでたり煮たりすると泡が出てきます。これは大豆の何の成分だと思う?
□イソフラボン
□リノール酸
□レシチン
□大豆サポニン
「大豆サポニン」です
問題2でもお伝えしたように、大豆には、さまざまな栄養素が含まれています。なかでも多く含まれている「大豆サポニン」は、過酸化脂質の生成を抑制し、脂質の代謝を促進する効果もあるうれしい成分です。大豆に含まれるえぐみ、渋味、苦味の主成分でもあります。大豆をゆでたり煮たりしたときに出る泡は、この「大豆サポニン」の成分です。
問題5 「節分」に食べられる食材として関連が低いものは、次のうちどれ?
□こんにゃく
□白菜
□いわし
□そば
「白菜」です
「節分」に豆まきをしたり、恵方巻きを食べたりすることは、今や全国的に知られるようになりました。そのほか地域によって、さまざまな食材を食べたり飾ったりするようです。たとえば体内を掃除してくれる食べものとして、「こんにゃく」を節分の日に食べる地域もあれば、鬼が嫌いな食べものとして、「いわし」を食べたり飾ったりする地域もあります。昔の暦では、節分が大晦日にあたるとして「そば」を食べる風習もあるようです。よって関連が薄い食材は「白菜」となります。ただし「けんちん汁」などを食するところもあるようですので、そこに白菜などを組み合わせても、体を温める汁ものとして有効かと思います。