にしんそばや昆布巻きの魚としてよく知られる「にしん」。ふだんの食卓にはなかなか並ばない魚かもしれませんが、冬から春にかけてのこの時期が最もおいしい季節です。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「にしん」。春を告げる魚とも呼ばれる「にしん」の知識をゲットして、魚屋さんで「にしん」を探してみませんか?
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問題1 「にしん」を漢字で書いたものとして、正しいのは次のうちどれ?
□鰈
□鯲
□鯑
□鰊
「鰊」です
生の「にしん」を見たことがありますか? おせち料理の「昆布巻き」にまかれている魚として思い浮かべる方が多いかと思います。1~3月が旬の「にしん」は、今の時期、魚売り場で見かけるかもしれませんね。身欠きにしんとして乾燥した状態で売られていることが多いでしょう。なお、選択肢は上から鰈=かれい、鯲=どじょう、鯑=かずのこ、となります。魚へんの漢字はたくさんありますが、覚えるのは楽しいですね。
問題2 生の「にしん」100gと同じくらいのカロリーになる魚介類は、次のうちどれ?
□あじ120g
□あゆ 100g
□さんま80g
□生さけ150g
「生さけ150g」です
「にしん」は100g=196kcalあります。1尾30cmほどのものが多く、可食重量は130g前後が平均的かと思います。ですので、100gというと、少し小さめの「にしん」1尾ほどに当たります。「にしん」は、豊富なたんぱく質と脂質、ほどよいビタミン・ミネラルと、さまざまな栄養素がまんべんなく含まれた栄養価の高い魚と言えます。選択肢のカロリーは上から、あじ120g=134kcal、あゆ100g=93kcal、さんま80g=230kcal、生さけ150g=186kcal。小さめの「にしん」1尾は、大きめの「生さけ」1切れと同じぐらいのカロリーがあるということになります。
問題3 「にしん」の卵は、次のうちどれになると思う?
□カラスミ
□すじこ
□数の子
□キャビア
「数の子」です
魚卵は、いろいろとあり高級品も多くあります。さて、「数の子」は「にしん」の卵巣を加工したものです。お正月に登場する機会が多い食材ですが、同じように縁起ものとして知られる「子持ち昆布」は、「にしん」が昆布に卵を産みつけたものです。「カラスミ」はボラ、「すじこ」は「さけ」、「キャビア」はチョウザメから採れる卵です。
問題4 「にしん」には、味覚などに関係する栄養素が含まれています。その栄養素は、次のうちどれ?
□ヨウ素
□亜鉛
□ビタミンK
□ビオチン
「亜鉛」です
「にしん」には、さまざまなビタミンやミネラルが含まれていますが、味覚に関係している栄養素は、ミネラルの仲間の「亜鉛」です。亜鉛は、魚介類、肉類、種実類など多くの食材に含まれています。普通の食事をしている分には不足することはないと言われていますが、偏食や加工食品ばかりに頼るような食事をしている場合は、亜鉛不足が少し心配です。子どもの場合は成長障害につながりますので、バランスのよい食事をとることを心がけましょう。
問題5 「にしん」の漁獲量が一番多い所は、次のうちどこ?
□青森県
□北海道
□鳥取県
□秋田県
「北海道」です
「にしん」は「春告げ魚」などと言われるように春の季語にもなっています。春の産卵期には、北海道沿岸に現れます。漁獲量は圧倒的に北海道が多く、小樽が有名です。その他、青森県、鳥取県などが続きます。