寒い季節はなんとなく不調を感じるという人も多いのではないでしょうか。冷えからくる倦怠感や節々の痛み、腹痛など、いろいろな症状が出やすい時期です。体を温め、体調を整えて病気を予防する“温活”が注目を集めていますね。日中に気温が上がっても夜間にぐっと冷え込んだり、急な寒波に見舞われたりと、まだまだ油断大敵。そこで、今回は巷で話題の温活アイテム3品をお試ししてみました!
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北海道で古くから親しまれてきた植物のお茶
北海道で古くから生活の知恵として使用されてきた植物のイタドリ(オオイタドリ)。伝承的に体を温め、体の痛みをとるのにもよいとされている野草茶です。
「イタドリ」は漢字で虎杖と書き、由来は、「打身のとき葉をもんではりつけると『痛み取り』になるから」(出典:福岡イト子『アイヌ植物誌』 草風館 1995年)と専門書に書かれているそうです。
また近年、高知県の研究ではイタドリの葉にはレスベラトロールなどのポリフェノールが多く含まれ、肥満抑制効果があることがわかっています。
「森の茶屋 イタドリ茶」は北海道白老町虎杖浜近辺に自生しているイタドリをていねいに手づみしています。手づみしたものを乾燥させたあと、焙煎することで飲みやすいお茶に仕上げました。
熱湯を注ぎ3分ほど蒸らしていただきます。苦味や独特な野草味はなく、さわやかで緑茶のようにスッキリとした味わいです。香ばしくまろみがあり、体にじんわり染みるよう。やさしい味わいのノンカフェインティーなので、冷えをため込んだ日のナイトタイムにもオススメです。
体を芯から温める「おまたカイロ」
女性の生理用品のひとつに布ナプキンがありますが、この布ナプキンにカイロを入れて温める「おまたカイロ」が温活アイテムとしても注目されています。
こちらは、青森県八戸市で、自社で縫製工場を所有しひとつずつ手作業で商品を作るプティラドゥの『ポケット付きひし形ライナー』。とにかく外側の柄がそれぞれかわいらしく、選ぶのも使うのも楽しい気分になります。
写真右は冬限定のかわいいタータンチェック柄のライナーで、肌面はオーガニックコットン、ポケットがついた外面はコットンの厚手タイプです。
このポケットにミニカイロを入れ、ショーツに装着。ふかふかのフランネルの肌あたりがよく、それだけでも温かい感じがします。しだいにカイロの温感が伝わってくると、ほんわかと温まってきて、腹部や下腹部など芯から体を温めてくれるよう。決して熱いということはなく、じんわりとした温かさが心地よいです。冷えが気になって腰にカイロを貼っているという人にもオススメ。
なかに吸収コットンを1枚挟んだ作りになっており、生理の終わりかけや、妊娠中、産後の尿もれの悩みにも使えるようになっています。
巻くタイプのパネルヒーター
冷たい空気は下のほうに集まりやすく、暖房をつけていても足元は寒さを感じやすいですね。リモートワークや夜のリラックスタイムにオススメなのが、足元を効果的に温める巻くタイプのパネルヒーターです。
いろいろなメーカーから発売されていますが、私が使用しているITIWAのパネルヒーターはちょうどホットカーペットを筒状に巻く感じで、スイッチオンから30秒ほどですぐに温まります。寒いときはこの30秒で温まるというのが特に頼もしい! 円形なので熱が逃げにくく、とにかく足元がポカポカ。半円形にして、座って腰を温めるようにも使えます。
長時間、暖房をつけていると肌が乾燥してくるのが気になっていたのですが、これはひざかけなどでふたをしておけば、暖気が閉じ込められ、足元だけ温めてくれます。リモコン付きで温度も5段階で調節できますが、ふだんは2、3レベルでもかなり温かいです。
またカーペットのようにくるくると巻くことができるので、収納する場所もとらないのがいいです。軽くて、移動するのもラクラク。たたむと、大きさはちょうどヨガマットくらいです。
温活は代謝にもよいのでダイエットにも欠かせません。ご自身に合った温活アイテムをとり入れてみてくださいね!
森の茶屋 イタドリ茶 24g(1.5g×16個) 1,296円(税込)
ポケット付きひし形ライナー 2,046円(税込)
ITIWA パネルヒーター 4,980円(税込)
文・写真/庄司真紀