春の短い期間だけ店先に並ぶ「菜の花(菜花)」。食べたことはありますか? まだ手にとったことがない人もいるかもしれませんね。ほのかな苦みが春の訪れを感じさせる菜花の栄養価を知れば、きっと食べてみたくなるはず。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「菜の花(菜花)」です!
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問題1 「菜の花」を100g食べたときのカロリーは?
□16kcal
□36kcal
□66kcal
□96kcal
「36kcal」です
菜の花は100g=36kcalです。1束が150~200gほどですので、1束食べても、せいぜい72kcalと高カロリーではありません。菜の花は店頭で購入できる期間が短い分、旬を感じさせる野菜です。おひたしや和えものをはじめ、炒めものやかき揚げなどでも菜の花独特のほろ苦さを味わうことができます。ぜひ、今の時期に楽しんでみてください。
問題2 「菜の花」に含まれるビタミンCは、「いちご」に比べてどのくらいだと思う?(100g当たり)
□いちごの約1/3量
□いちごの約半量
□いちごと同量
□いちごの約2倍
「いちごの約2倍」です
いちごも菜の花も春が旬で、ビタミンCが豊富な食材としても知られています。その100g中の数値は、菜の花=130mg、いちご=62mg。菜の花には、いちごの2倍以上のビタミンCが含まれていることがわかりますね。この含有量は野菜の中でもトップクラスです。今の時期は寒冷ストレスなどによってもビタミンCの消費量は高まるうえに、風邪予防や肌荒れ予防にもビタミンCはしっかりとりたいもの。旬の野菜・菜の花料理でビタミン補給は、いかがでしょうか。
問題3 「菜の花」はアブラナ科の野菜です。では、次の中で「アブラナ科」ではないものはどれ?
□大根
□キャベツ
□ほうれん草
□クレソン
「ほうれん草」です
菜の花は「アブラナ」とも言われます。じつは菜の花はアブラナ科アブラナ属の花すべてを指す名称。そのうち食用に開発された一品種を「菜花(なばな)」といい、つぼみ、花茎、若葉をいただきます。私たちがお店で見かける菜の花は、じつは菜花と呼ばれるアブラナ科の野菜なのです。さて、アブラナ科の仲間には、大根、キャベツ、ブロッコリー、チンゲン菜、水菜、小松菜、 かぶ、クレソンなど、身近な野菜がたくさんあります。一方「ほうれん草」はアブラナ科ではありません。ヒユ科という仲間になります。
問題4 「菜の花」を選ぶときのポイントとして、あまりふさわしくないものは次のうちどれ?
□葉の色
□茎の太さ
□つぼみの開き具合
□切り口の色
「茎の太さ」です
菜の花を購入するとき、どのあたりを見ていますか? 新鮮なものは葉や茎の緑色が鮮やかでみずみずしいです。逆に、日数が経ってしまっている菜の花は、茎の色が鮮やかでなく、中心部に空洞があったり、つぼみが開いてしまっていたりします。また、切り口の部分が乾燥していて、しなびているものも避けるとよいでしょう。菜の花の「茎の太さ」は鮮度をチェックするうえであまり関係がありません。
問題5 「菜の花」と同じ種類の中国野菜は、次のうちどれ?
□タアサイ
□のらぼう菜
□オータムポエム
□空心菜
「オータムポエム」です
上記のうち「のらぼう菜」と「オータムポエム」は、どちらも「菜の花」の仲間ですが、「のらぼう菜」は江戸の伝統野菜で、江戸時代から東京の西部を中心に栽培されてきた野菜です。「オータムポエム」は、あまり見かけない野菜ですが、これは、中国野菜の「紅菜苔」(コウタイサイ)と「菜心」をもとに育成された新種で、「アスパラ菜」とも言われます。茎にアスパラガスの風味がある野菜です。