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豆、海藻、野菜、穀類。体の機能を調節したり、骨を作ったりする食材は?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
美容や健康にはバランスのよい食生活が大切。バランスのよい食生活が送れているかどうかは、自分が何を食べて生活しているのかを把握することが大事。そして、自分の食べている食材がどんな働きをしているのか知るためには…? 栄養のことを考えると、頭がこんがらがってしまう、という人はいませんか? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回は「栄養について」。「1回分の食事は、だいたいこんな感じで構成すればいいのかな」などと大きくつかめるようになると、献立が立てやすくなりますし、メニューも決めやすくなると思いますよ。
Contents 目次
問題1 栄養素のおもな働きと、その栄養素を含む食材の組み合わせのうち、間違っているものは次のうちどれ?
□エネルギーのもとになる……いも類
□体を作るもとになる……牛乳・乳製品など
□体の調子を整えるもとになる……めん・パンなど
□体を作るもとになる……肉・魚など
「体の調子を整えるもとになる……めん・パンなど」です
1日に必要な栄養素を過不足なく摂取するためには、食品群や料理別でチェックして、自分が何を食べているのか把握することが大切です。体内における栄養素のおもな働きを大きく分けると次の3つになります。
1、主にエネルギーのもとになる
→主食などでとる炭水化物やいも類、油脂製品など
2、主に体を作るもとになる
→たんぱく源となる食材。肉・魚・卵・大豆製品・乳製品など
3、主に体の調子を整えるもとになる
→野菜類や果物など
問題2 「体の各機能を調節したり、骨などを作ったりする」ことを担う食材は、次のうちどれ?
□豆製品
□海藻・小魚類
□緑黄色野菜
□穀類
「海藻・小魚類」です
含まれる栄養素と体内での働きによって、食品を大きく6つに分けたものを「6つの基礎食品群」と言います。その分け方とそれぞれの働きは、次の通りです。
1群(たんぱく質)
筋肉や骨などを作る、エネルギー源となる。「魚・肉・卵・大豆・大豆製品」
2群(無機質・カルシウム)
骨・歯を作る、体の各機能を調節する。「牛乳・乳製品・海藻・小魚類」
3群(カロテン)
皮膚や粘膜を保護、体の各機能を調節する。「緑黄色野菜」
4群(ビタミンC)
体の各機能を調節する。「淡色野菜・果物」
5群(炭水化物)
エネルギー源となる。「穀類・いも類・砂糖」
6群(脂質)
エネルギー源となる。「油脂類・脂肪の多い食品」
問題で取り上げられていたのは、「2群」の内容です。したがって「海藻・小魚類」が正解。健康な体を維持するためには、これら6つのグループの食材をバランスよく食べていくことが大切です。
問題3 夕食献立1食を700~800kcalほどにしようとする場合、各料理の配分の考え方で、おすすめのバランスは、次のうちどれ?
□主食500kcal・主菜200kcal・汁分100kcal~
□主食100kcal・主菜400kcal・副菜200kcal~
□主食200kcal・主菜400kcal・副菜100kcal~
□主食350kcal・主菜250kcal・副菜200kcal~
「主食350kcal・主菜250kcal・副菜200kcal~」です
1食の料理の献立は、一般的に主食・主菜・副菜・汁ものなどで構成されています。全体の栄養バランスを考えたとき、全体の半分か半分以下を主食、残りの2/3ほどを主菜として、その残りを副菜や汁物などにあてると、いろいろな栄養素を摂取することができます。もちろん丼ものや麺類などのように、主食と主菜がひとつになっている料理もありますので、必ずしも上記に当てはまる献立ばかりではありませんが、目安として覚えておくとよいでしょう。
問題4 ビタミンの仲間でないものは、次のうちどれ?
□ナイアシン
□ビオチン
□コバルト
□パントテン酸
「コバルト」です
エネルギー源や体の構成成分になる栄養素を「3大栄養素」と言い、炭水化物・たんぱく質・脂質がこれに当たります。ビタミンは3大栄養素には含まれていないものの、体の機能を正常に維持するために不可欠な物質です。上記の栄養素は「ビタミン」という名前こそついていませんが、コバルト以外はすべてビタミンB群の仲間。コバルトは、ミネラルの一種で、ビタミンB12の構成成分のひとつです。
問題5 食品などのパッケージに栄養成分表示がありますね。次のうち間違っている表示はどれ?
□たんぱく質10.2g
□炭水化物3.8g
□ナトリウム400g
□カルシウム2.000mg
「ナトリウム400g」です
食品を購入する際、栄養成分表示を確認する方もいるでしょう。カロリーの数値を見ることは多いと思いますが、その他の数値はいかがでしょうか。上記の中では、ナトリウムの表示単位が誤り。「g」ではなく「mg」で表示します。ナトリウムと言えば、塩分量が連想されますが、この数値が、そのまま塩分量を表すわけではなく、「ナトリウムの数値×2.54÷1.000=塩分量」です。ただ、毎回計算するというのはめんどうですね。例えば、「ナトリウム量400mg=塩分数値約1.0g」と目安を知っておくのも便利かと思います。