春を感じさせる「山菜」。山菜を手にとってあく抜きから調理する人は少ないかもしれませんが、うどんやそばに山菜が乗っているのを見るだけでも季節感がありますよね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「山菜」。「たらの芽」や「うど」、「ぜんまい」「よもぎ」「ふきのとう」…。クイズを解き終わる頃には、山菜を探しに行きたくなってしまうかも!
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問題1 山菜のひとつで「薇」とは、次のうちどれのことだと思う?
□ふき
□こごみ
□ぜんまい
□うるい
「ぜんまい」です
春を感じさせる「山菜」ですが、漢字を知っている人はなかなか少ないのではないでしょうか。 「薇」=「ぜんまい」と読みます。「ぜんまい」はポピュラーな山菜のひとつで、店頭でもよく見かけます。アクが強いため重曹で下処理をするなど、少し手間もかかりますが、下処理が済んでいるものが売っているお店もあります。白和えや煮ものによく合う食材なので、この時期ぜひ味わってみてくださいね。
問題2 春の季節に見かける和菓子の「草もち」。次のうちどの山菜を使用している?
□つくし
□ふきのとう
□せり
□よもぎ
「よもぎ」です
緑色が鮮やかな「草もち」は、代表的な春の和菓子です。「草もち」は、「よもぎ」の若芽を使用します。アクをとりながらやわらかくゆで、すってペースト状にします。それを上新粉などに加えて緑色の生地に仕上げ、蒸し上げます。手作りでもできるお菓子ですので、よもぎが手に入ったら挑戦してみてください。なお、乾燥したものやパウダー状のものが売られていますので、そうしたものを使ってみてもよいですね。
問題3 「山菜」は、ビタミンやミネラルを多く含んでいます。次のうち「カロテン」の量が一番多いのはどれ?
□行者(ぎょうじゃ)にんにく
□たらの芽
□うるい
□ふきのとう
「行者にんにく」です
上記の山菜を100gで比較した場合、行者にんにく=2000μg、たらの芽=570μg、うるい=1900μg、ふきのとう=390μg。行者にんにくが「カロテン」をいちばん多く含んでいます。 さて、「行者にんにく」を食べたことがありますか? 「アイヌネギ」とも呼ばれる北海道の春の味覚で、出回る期間が短い食材です。新芽の部分を食べますが、にんにく同様、香りが強い食材です。アクは少ないので、さっとゆでて和えものや酢のものにしたり、天ぷらなどにすると、とてもおいしくいただけます。
問題4 山菜の王様と言えば「たらの芽」。では山菜の女王は、次のうちどれ?
□のびる
□コシアブラ
□ズイキ
□カタクリ
「コシアブラ」です
「コシアブラ」は山菜の女王と言われています。「たらの芽」に似たハカマの部分があり、赤紫色をした長い茎で、葉はキレイな緑色をしています。たらの芽に比べてアクが少なく、天ぷらや炊き込みご飯などで楽しむことができるようですが、市場で出回ることが少ないため、希少な山菜のひとつとしても知られています。
問題5 山菜で作られることの多い「ぬた」とは、どんな料理を指すと思う?
□漬けもの
□和えもの
□炒めもの
□揚げもの
「和えもの」です
「うど」や「うるい」「のびる」などを「ぬた」にすることが多いと思います。「ぬた」とは、基本的には酢みそを使った和えもののことを指します。由来としては、「ぬた=沼田」の意味があるようで、沼田のぬるぬるとした様子から来ているそう。今の時期、山菜とアジやホタルイカなどと合わせて「ぬた」にしても、季節を感じる一品になりますよ。