健康な食生活を送るために必要な栄養素を含む海藻。なかでも「わかめ」はおみそ汁によし、サラダによし、便利でおいしく食べられる食材なのではないでしょうか。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「わかめ」。乾燥させたカットわかめを水で戻すと何倍の量に増えるか、ご存じですか?
Contents 目次
問題1 「生わかめ」100gは、何kcalだと思う?
□12kcal
□24kcal
□36kcal
□51kcal
24kcal です
海藻類は全般的に、基本、低カロリー。「生わかめ」は100g=24kcalです。一度に100gも食べることはないでしょうから、1食分はかなり低いカロリーだと言えます。乾燥した「カットわかめ」や「塩蔵わかめ」などを購入することが多いと思いますが、今の時期はスーパーなどで「生わかめ」を見かけることも多いでしょう。「生わかめ」を購入して、旬ならではの香りや食感を楽しんでみてはいかがでしょうか。
問題2 乾燥させた「カットわかめ」10gを水で戻すと約何gになる?
□30g
□50g
□90g
□120g
「120g」になります
みそ汁やサラダなどに手軽に使える「カットわかめ」。水分で戻すと約12倍になります。したがって10g使用すると約120gに。みそ汁やスープなどには、乾燥した状態でそのまま入れて使用することが多いと思いますが、塩分も含まれていることに注意しましょう。塩分量を少しでもカットしたいと思う場合は、一度水で戻し、しっかり水切りしてから使用することをおすすめします。
問題3 「カットわかめ」10gを水で戻さず、そのまま使用したときの塩分量は?
□1.0g
□1.8g
□2.4g
□3.0g
「2.4g」です
問題2でも解説したように、乾燥させた「カットわかめ」には塩分が含まれているため、水で戻してから使用したほうが塩分カットできます。たとえば、「カットわかめ」10gに含まれる塩分は2.4g(塩分濃度24%)。これを水で戻して水切りすると、わかめは10倍量の120gに増え、塩分濃度は0.3%にまで減るので、塩分量は約0.4gとなります。汁ものなどに使用する「カットわかめ」は2~3gほどですので、そのまま使っても塩分量は0.5g強ですが、サラダや炒めものなどたっぷり使う場合には、水で戻してから使用するほうが、塩分のとり過ぎを防ぐ手助けとなります。
問題4 「生わかめ」の下処理としてゆでる作業があります。ゆで方としてよい方法は、次のうちどれ?
□塩でよくもみ洗いしてから、水からゆで、沸騰したら火から下ろす
□塩でよくもみ洗いして、沸騰した湯で15~20分ゆでる
□水洗いしてから、水からゆで、沸騰したら火から下ろす
□水洗いしてから、沸騰した湯で30秒~1分ほど、さっとゆでる
「水洗いしてから、沸騰した湯で30秒~1分ほど、さっとゆでる」です
生わかめを購入したら、どのように下処理をしていますか? すでにゆでた状態の生わかめも売っていますが、採取したままの状態で売られている生わかめは茶色がかっています。その場合は、よく水洗いをして沸騰した湯でゆでると鮮やかな緑色になります。30秒~1分を目安にゆでたら、すぐに水に放ちましょう。長い時間ゆでると、色も悪く香りも飛んでしまいます。
問題5 「わかめ」には、アルギン酸という成分が含まれています。これと関係が深いのは、次のうちどれ?
□深い緑色の色合い
□ビタミン類の一種
□うま味の成分
□ぬめりの成分
「ぬめりの成分」です
わかめをはじめ、こんぶやもずくなどの海藻類にも含まれているアルギン酸。これは海藻類特有のぬめりに関係があり、食物繊維の一種です。アルギン酸の特徴のひとつは、小腸でナトリウムと結合し、よぶんなナトリウムを排出してくれることです。そのため高血圧予防にも効果があると言われています。そのほか体内のよぶんなコレステロールを減らす効果なども期待できると言われています。