春から初夏にかけて旬を迎えるアスパラガス。マヨネーズにつけて食べたりベーコンに巻いたり、食生活の中で登場する機会も増えているのではないでしょうか。ここで気になるのが、カロリーや栄養のこと。アスパラガス100g(約5本)のカロリーは? アスパラガスと名前のよく似た「アスパラギン酸」って何のこと? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「アスパラガス」です!
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問題1 アスパラガス100g(約5本)のカロリーは?
□21kcal
□42kcal
□63kcal
□84kcal
「21kcal」です
アスパラガスは100g=21kcalと、とても低カロリーな野菜です。太さにもよりますが、1本約20gなので、1度に2~3本食べたとしてもカロリーは20kcal以内で収まります。たっぷり食べても安心ですね。今の時期が旬ですので、ぜひ太くて食べごたえのあるアスパラガスを楽しんでみてください。
問題2 次の食べ方のうち、一番カロリーが高いのはどれだと思う?
□アスパラガス+チーズ30g
□アスパラガス+マヨネーズ大さじ1
□アスパラガス+バター大さじ1
□アスパラガス+ごまドレッシング大さじ1
「アスパラガス+チーズ30g」です
問題1でも解説したように、アスパラガス自体は高カロリーではないため、組み合わせる食材や調味料によって数値が変わってきます。例えばアスパラガス100gに上記のものを組み合わせた場合のカロリーは、上から115kcal、101kcal、105kcal、81kcal。バター炒めや、ゆでてマヨネーズにつける食べ方は多いかと思いますので、数値を参考にしてもらえたらと思います。
問題3 アスパラガスに含まれている「アスパラギン酸」。これは次の中の、どの仲間だと思う?
□不飽和脂肪酸
□アミノ酸
□ビタミンB群
□食物繊維
「アミノ酸」の仲間です
「アスパラギン酸」とは、アスパラギン酸アミノフェラーゼという酵素の働きによってできるアミノ酸の一種です。アスパラガスのうま味成分は、このアスパラギン酸に関係しています。アスパラギン酸には疲労回復効果や新陳代謝を高める働きがあるほか、神経伝達物質の原料としての働きもあります。
問題4 問題3の「アスパラギン酸」は、アスパラガス以外にも含まれています。では次のうち、アスパラギン酸があまり含まれていない食材は?
□焼きのり
□大豆もやし
□ぶどう
□鶏肉
「ぶどう」です
アスパラギン酸は、アスパラガスから発見されたことから名前がついたアミノ酸ですが、アスパラガス以外でも、豆類や豆野菜、肉類など に多く含まれています。果物にも含まれていないわけではないのですが、ぶどうは、それほど多く含まれてはいません。ただし「干しぶどう」になると、含有量が多くなります。
問題5 アスパラガスには「ルチン」という成分も含まれています。ルチンはどの部分に多く含まれていると思う?
□根もとの太い部分
□中心部分
□全体にまんべんなく
□穂先の部分
「穂先の部分」です
ゆでただけのアスパラガスを食べると、うま味を感じやすいのではないでしょうか。このうま味や甘みはアスパラギン酸に関係しており、穂先のほうが多いと言われています。穂先の部分には、アスパラギン酸だけでなく、「ルチン」という成分も多く含まれています。ルチンはポリフェノールの一種で、毛細血管を丈夫にする働きなどがあります。