ここ数年はとくに、「ミルク=乳製品」という概念がずいぶんなくなって来たなと感じます。代表選手である豆乳への注目度はかなり前から高かったものの、3~4年前からはアーモンドミルクに人気が集まり、マカダミアナッツ生まれのミルクに驚き、オーツミルクが市民権を得て、ライスミルクが見直され…と、その種類は多様化する一方。そして最近、スーパーでドリンクコーナーを見てまたまたびっくり。牛乳、豆乳以外のミルク類が広い売り場にところ狭しと並んでいて、ひよこ豆やくるみのミルクまで発見。今回は、くせがなくなめらかな舌ざわりの「くるみミルク」と、ほのかに甘くておいしかった「ひよこ豆のミルク」をご紹介します!
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はじめにご紹介するのは「くるみミルク」。タイのナッツミルクブランド「137℃」の商品で、保存料や添加物を加えていないこと、砂糖を使っていないこと、ローストしたナッツを使用していること、乳成分不使用などのこだわりがあるようです。じつは2017年に発売されているらしいのですが、当時よりも今のほうが、くるみの健康効果が見直されるなど、私たち消費者の側に受け入れやすい土壌ができているように感じます。
正直、パッケージのオシャレさで手にとった面もあり、「くるみミルク」と言われても、味の想像すらつきません。むしろ、ミックスナッツの中でくるみは、ちょっとした苦みもあって好き嫌いを分けるのではないでしょうか
ところが飲んでみると、クセがなく、クリーミーです。少し甘みを感じるのは有機ココナッツ花蜜によるもののよう。やや香ばしく、コーヒー風味の豆乳に近いような感じがしました。色も若干、茶色がかっています。私が購入したスーパーでは税抜き218円で、通常のヘルシーミルクより少し値段が張りますが、1本(180ml)飲むと、106kcalとは思えない満足感。私はナッツを食べ過ぎてしまう傾向があるので、ときどきはおやつのミックスナッツを「くるみミルク」に置き換えてみようと思います。
次にご紹介するのはひよこ豆から生まれた「スゴイひよこミルク」(大塚食品)。まずネーミングがちょっとドキッとします。
スゴイシリーズとしては、「スゴイダイズ」が看板商品ではないでしょうか。通常、豆乳にはおからが入っていないので食物繊維が含まれていないのですが、スゴイダイズは大豆をまるごと使っているため食物繊維が含まれている。にもかかわらず(と言ってよいのかはわからないのですが)、大豆独特のクセが感じられず、本当に飲みやすいのがスゴイんですよね。
こうした “スゴイ”イメージがあるだけに、「スゴイひよこミルク」は本当にスゴイのか、かなり気になって飲んだのですが、期待を裏切らず、とっても飲みやすかったです! 特に冷やして飲むのがおすすめです。常温だと、少し甘みを強く感じるかもしれません。
ひよこ豆は、たんぱく質や葉酸、ミネラル類が豊富で、大豆に比べて低脂質なことでも注目されています。豆サラダに入っているほか、フムスなどが有名でしょうか。私自身、ひよこ豆を食卓にとり入れてみようと思ったことがあったのですが、フムスは家族に受け入れてもらえず、サラダに入れる場合はごく少量だし…ということで定着しなかった経緯があります。「スゴイひよこミルク」の原材料はシンプルに「ひよこ豆粉」だけ。ふだんあまり食べない素材でも、こうしてミルクになっていると、ヘルシーにとり入れることができてうれしいです。
基本的に素朴な食材で生活している私でも、こんな風に手軽に新しい素材や新しい味わい方を楽しめるのは本当に魅力的。じつはスーパーで、まだまだいろいろと買い込んできてしまったので、少しずつおいしかったものを紹介していきたいと思います(笑)。
(編集まりりん)
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