お寿司やお刺身、いか焼き、いか飯、いかリングなど、いろいろな場面で身近に食べられている「いか」は、仲間が多いというのも特徴のひとつ。日本の近海だけでも100種類は越すと言われています。そんな「いか」のカロリーは? 「いか」100g分のたんぱく質をほかの食材でとるとしたら? クイズを解けば、「いか」を買いに行きたくなる…!? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「いか」です。
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問題1 「いか」は、おおよそ何kcal?(100g当たり)
□40kcal前後
□70kcal前後
□100kcal前後
□130kcal前後
「70kcal前後」です
「いか」には、いろいろな種類があります。全般的に低カロリーで低脂肪。するめいか=76kcal、けんさきいか=77kcal、こういか=64kcalと、どの種類も100gでおおよそ70kcal前後と考えてよいでしょう。よく目にする「するめいか」などは、大きさや太さにもよりますが、正味重量1杯およそ150g~ですので、1杯を丸ごといただいても100kcalほどです。
問題2 「するめいか」100gに含まれるたんぱく質と、同じくらいのたんぱく質が含まれている食材は?
□牛もも肉80g
□玄米ご飯150g
□卵2個
□木綿豆腐小1丁(200g)
「木綿豆腐小1丁(200g)」です
問題1でも解説したように、「いか」は低カロリーで低脂質であると同時に、高たんぱく質食材でもあり、体にとってよい成分が豊富に含まれていると言えます。さて、「するめいか」100gのたんぱく質量は13.4gです。これに比べて上記の食材のたんぱく質量は、上から12.8g、3.6g、12.4g、13.4g。したがって「するめいか」100gには、木綿豆腐小1丁(200g)と同じくらいのたんぱく質が含まれていることになります。
問題3 「鯣」イカと書くのは、次のうちのどの「いか」だと思う?
□するめいか
□やりいか
□あおりいか
□こういか
「するめいか」です
「鯣烏賊」と書いて「するめいか」と読みます。「鯣」が「するめ」、「いか」が「烏賊」です。いかは魚介類ですが、魚や介(貝)という字は用いず、烏(カラス)という文字が使用されていますね。語源は諸説あるようですが、一説には、海に浮遊している「いか」を食べようとした烏(カラス)を、「いか」が反撃して海中に引きずり込んでしまったという中国の故事から、「『烏』を捕まえる『賊』」ということで「烏賊」となったようです。
問題4 今が旬の「ほたるいか」には、他の種類の「いか」より豊富に含まれている栄養素があります。それは次のうち、どれ?
□たんぱく質
□食物繊維
□ビタミンA
□マグネシウム
「ビタミンA」です
今の時期、店頭で見かけることが多い「ほたるいか」は、3~5月頃が旬です。そもそも「いか」は栄養豊富ですが、「ほたるいか」には特に、栄養がつまっています。内臓も一緒に食べられるところから、ビタミンAの含有量は突出。そのほか「タウリン」や「ビタミンB12」なども豊富ですので、今の時期、味わってみてはいかがでしょうか。
問題5 「いか」は、「沖漬け」という料理方法がよく知られています。これは何に漬け込んだものだと思う?
□しょうゆ
□みそ
□酒かす
□ぬか
「しょうゆ」です
「いかの沖漬け」を食べたことがありますか? 「やりいか」や「あおりいか」などを漬け込むほかに、ほたるいかの沖漬けもあります。「沖漬け」は、釣り上げた「いか」を生きたまますぐに「しょうゆ」に漬け込み、いか全体に味をしみ込ませた、うま味たっぷりの料理です。沖で漬け込むことから、「沖漬け」という名前がついたようで、「漁師めし」のひとつでもあります。