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[材料4つを混ぜるだけ] 絶妙な味わい! 肉・魚の下味に使えば簡単に味が決まる発酵調味料「しょうが麹」の作り方
しょうが麹で免疫力アップ! しょうがを麹で発酵させることで辛味がやわらぎ、うま味が増します。常備することで使いやすく、便利な調味料にもなます。作り方と使い方を発酵食品ソムリエ・スーパーフードエキスパートの高木沙織さんに教えてもらいました。
Contents 目次
ピリッ+マイルドの味わいが食欲をそそる「しょうが麹」の作り方
こんにちは!
発酵食品ソムリエ・スーパーフードエキスパートの高木沙織です。
今回ご紹介するのは、“しょうが麹”の作り方です。
しょうが麹とは、しょうがと米麹、そこに塩と水を加えて発酵させた調味料のこと。使う材料はたったの4つ。しかも、それらをただ混ぜるだけで簡単に作れてしまううえに、しょうがのピリッと感&発酵によるうま味が活きたとてもおいしい発酵調味料です。
それでは早速、しょうが麹を作っていきましょう。
<材料>
・米麹(乾燥) 100g
・しょうが 80g
・塩 30g
・水 100ml
<作り方>
1.煮沸消毒した清潔な保存容器を用意します。そこへ、米麹とすりおろしたしょうが、塩、水を入れてよくかき混ぜましょう。
かき混ぜるときのポイントは、“空気を含ませるようにふんわりと大きく”混ぜることです。
2.すべての材料がまんべんなく混ざったら、保存容器にフタをします。保管場所は、直射日光があたらない冷暗所。1日1回かき混ぜて発酵を進めましょう。
※しょうが麹は、冬場で2週間、夏場で1週間~10日ほどで置いてから使えます。冬は常温でOKですが、気温が高い季節は冷蔵庫で保管して3か月以内に使い切りましょう。
写真は、3日目のしょうが麹。
ここから、徐々に米麹がふっくらしてきます。
10日後、完成したしょうが麹がこちら。
とろみが出て、やや黄がかった色に変わるのが完成の目安です。フタを開けると、しょうがのスパイシーな香りが広がって爽快。梅雨~夏場の食欲が減退しがちな季節にも、さっぱりととり入れられておすすめですよ。
続いては、しょうが麹の使い方。
しょうが麹は、肉や魚に下味をつけるときにいい働きをしてくれます。例えば、豚のしょうが焼きを作るとき。3~4人分の豚肉に対してしょうが麹を大さじ1/2~1杯と酒、しょうゆ、みりんを加えるだけで味が決まるうえに、酵素の働きによって肉がふんわりとやわらかくなります。
鶏の竜田揚げも下味にしょうが麹を使えば、肉がふっくら。しょうがの風味とほのかな塩味、うま味が加わり、ほかの調味料の使用量を減らしてもおいしく仕上がります。
最後に…。
ご紹介した分量は目安です。
まず保存容器に米麹を入れ、それからしょうが、塩、水を加えたときに米麹とそのほかの材料が1:1になるくらいの割合が私的ベスト!
※米麹とそのほかの材料1:1がいい感じ。
しょうがの水分量が多いときは、水を減らして調整するといいでしょう。また、可能な範囲でしょうがの繊維を取り除いてあげると、口あたりがグッとよくなりますよ。
■使用する食材についての栄養メモ■
<米麹>
米麹が生成する多種多様な酵素は、食物の栄養の消化・吸収を助けるほか、ビタミンを生成したり、腸内細菌を元気にしたりしてくれます。また、料理にふくよかな甘味を加えてくれるほか、うま味を増幅させて味に深みを出してくれます。
<しょうが>
体を温めて、冷えを追い出す食材・しょうが。温め効果によって胃腸を活性化し消化を助け、血行促進にも働きます。高い殺菌力・抗菌力を持つのも特徴です。
*写真は本人によるもの
【所有資格】
発酵食品ソムリエ/ジュニアスーパーフードマイスター/スーパーフードマイスター/スポーツスーパーフードマイスター/雑穀スーパーフードマイスター/トップスーパーフードマイスター/スーパーフードエキスパート/産前産後ヨガインストラクター/筋膜リリースヨガインストラクター/Core Power Yoga CPY/リフレッシュドライヘッドスパ/アロマ空間デザイン