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その脂質のとり方、もったいない! プロが教える「MCTオイル」の正しい使い方

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その脂質のとり方、もったいない! プロが教える「MCTオイル」の正しい使い方

脂質のとり方や重要性などへの関心が高まっている近年。それでも、「どのくらいとればいいの?」「どうやって脂質をとればいいの?」など、正しい脂質のとり方がよくわからないという人も多いのではないでしょうか? そこで、ヘルシーな体作りをサポートしてくれるアイテムとして注目を集めているMCTオイルのとり方を、管理栄養士の磯村優貴恵先生がアドバイス。MCTオイルを毎日の食事でじょうずにとり入れる生活に、読者がチャレンジしました!

監修 : 磯村 優貴恵 (管理栄養士)

管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター、健康・食育ジュニアマスター。卒業後、大手ダイエット専門のエステサロンにて、エステティシャン・管理栄養士として、お客様の体を内側・外側の両面からサポートする。働く中で、具体的に食事面から提案することの必要性を実感し、日本料理店やカフェの厨房、特定保健指導の仕事に従事したのち、独立。
現在は、子どもから大人まで、家族みんながおいしく食べられて健康になれるようなレシピ・商品を開発するほか、執筆、講演会など、幅広く活動中。

Contents 目次

「脂質の正しいとり方がよくわからない」読者のお悩みをプロが解決!

健康的に引き締まった体を目指すなら、適切な量の脂質をとることは重要。
「健康や美容のために脂質を控えたほうがいいのか」「体にいいオイルのとり入れ方がわからない」など、FYTTE読者のお悩みを、管理栄養士の磯村優貴恵先生がお答えします!

健康のために脂質は避ける? とり入れる?

「ダイエットのために油を避ける生活を送ってきました。揚げ物やお肉の脂身を避けて、サラダもノンオイルドレッシング。しばらく続けていたところ、髪はパサパサ、肌もカサカサになってしまいました。これって、脂質を避けたことが影響しているのでしょうか。結局、脂質ってよけいなもの? 必要なもの?」(Aさん)

<先生のアドバイス>
「脂質にはさまざまな役割があります。ひとつはエネルギーの貯蔵。皮下脂肪は体温の保持にも役立ちます。また、外からの衝撃に対し、体を守るクッションの役目も。ほかにも、脂質の仲間であるコレステロールは細胞膜を作ったり、ホルモンの材料になったりします。ビタミンAは肌のうるおいを保つ働きがありますが、油といっしょに摂取することで吸収が高まります。脂質が不足すると、これらの機能が低下してしまうことが考えられます。

脂質は必要な栄養素ではありますが、どのような油からとるかが重要です。いま注目されているのはMCTオイル。MCTとは、Medium Chain Triglycerideの略で中鎖脂肪酸100%の油のことを指します。中鎖脂肪酸は、ココナッツやパームフルーツに含まれる成分です。すみやかに肝臓に運ばれるため、一般的な油と比べてエネルギーとして使われやすい特徴があります。無味無臭なので、手軽に食生活にとり入れられるのもうれしいポイントです」(磯村先生)

たくさんとればいいわけじゃない!「体にいいオイル」の正しいとり方は?

「雑誌やネットで見た『体によさそうなオイル』をいろいろ常備しています。体にいいオイルだから、とにかくたくさん使うようにしようと、夜でも構わずどんなものにも入れています。体にいいものだから、このまま気にせずに使っていてもいいでしょうか?」(Cさん)

<先生のアドバイス>
「どのオイルにもカロリーはありますので、とりすぎるとエネルギー過多となり、肥満の原因となります。オイルをいまの生活にプラスするなら、ふだん使っているオイルやドレッシングを何かと『置き換える』方法がベストです。

せっかくなら、摂取するタイミングも意識してほしいですね。MCTオイルはすばやくエネルギー源になるため、1日の活動前である朝食時やトレーニングの前後がおすすめ。必要なエネルギーを摂取できるのに、体内でしっかり消費できるタイミングです」(磯村先生)

バリエーションを増やして、手軽に続けるコツは?

「以前、友人のすすめでMCTオイルを買い、サラダにかけて使っていました。ただ、サラダだけだとバリエーションが少なく、ほかのおすすめの使い方が知りたいです」(Tさん)

<先生のアドバイス>
「葉物野菜をメインにすることが多いのであれば、ゴロゴロとした根菜を使ったサラダや緑黄色野菜の温サラダなどサラダのバリエーションを増やしてみるのはいかがでしょう。緑黄色野菜に多く含まれるβカロテンは、体内で必要な分だけビタミンAにかわり、油と一緒にとることで吸収されやすくなります。最近ではMCTオイルが入ったマヨネーズもありますし、MCTオイルを使ってポテトサラダを作るのもいいですね。季節の野菜を使えばバリエーションは無限大ですよ。

サラダにこだわらず、小松菜やほうれん草のおひたしなど、小鉢料理に“ちょい足し”するほか、コーヒーや紅茶、ヨーグルトやスムージー、納豆卵がけごはんやうどんなどの主食にかけるのも、味をジャマしないため手軽でおすすめです。

スーパーで手に入るMCTオイルは、基本的に生食用の油です。炒める、揚げるといった調理の加熱用油としては使用できないので注意しましょう。いつも目につくところに置き、生活スタイルに合わせて『朝食時に使う』などと決め、1〜2週間続けてみると自然とルーティンになっていくと思います」(磯村先生)

MCTオイルを読者が2週間お試し!

磯村先生の脂質のとり方のアドバイスをもとに、読者に日清MCTオイルをとり入れた食生活を2週間お試ししてもらいました。3名の読者の感想をご紹介します。

「いつでもサラッとかけるだけ!どんな料理にも使えて便利!」Reinaさん


コーヒーやプロテイン、サラダやおひたしなどに使用しました。味をじゃましないので、素材の味もしっかり楽しめました。ボトルがプラスチックなので、使い終わった後の処理もラクで、思いついたときにサラッと使えるのもうれしいポイントです。

「罪悪感なく油を使えるのがうれしかったです」れのあさん


私は朝食のグラノーラに入れて使いました。ほかにも、ふだんの食事で使っているオイルをMCTオイルに置き換えるだけなので、無理なくとり入れやすかったです。液だれせず、ワンプッシュで適量が出てくるのも便利。1日2gの分量もちょうどよく、罪悪感を抱くことなく油を使えることも魅力でした。

「コンパクトで職場にも持って行けました」junjunさん


職場にはランチ用に具だくさんスープを持参しているのですが、軽くてコンパクトなパッケージなので職場にもMCTオイルを常備しておいて使うことができました。朝食時のミルクティーにも入れて使いました。いつものルーティンにプラスするだけなので、毎日欠かさず続けられました。

ヘルシーでキレイな体作りをサポートしてくれるMCTオイル。みなさんもムリなく手軽に食事にとり入れてみませんか?

取材・文/馬渕綾子 マンガ/藤井昌子

提供/日清オイリオ

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